見出し画像

普通は

ただの豚は何かあればよく地面に転がっていた。
当時からずっと大地と触れ合うと言いながら転がっていた。
心が少し疲れた時には癒しとなってくれた。
大地と触れ合いながら延々と空の流れる雲を見続けていた。
時には草むらで、時には土の上で。

生き物からしたら当然のこの行為は
人間から見ると奇行と見えるようで不気味がられていた。
でも当時は何も気にしなかった。
必要と思うことを本能的にしていた。

いつからか【普通は】という概念に縛られていった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?