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2023.07.23

2日に1回は果物を食べるようにしている。
今日はおとといに奮発して買った桃を剥いて食べた。
もう少し追熟させたかったけれど、つるんと丸い桃色混じりの白があまりに美味しそうで我慢できずにひとつを剥いた。
湯むきすると楽に剥けると知りつつも湯むきがそもそも面倒なので、つまようじを刺して剥く方法を試した。
それなりに剥きやすく楽しかったのでこちらで正解だと思った。湯むきはなにより面倒くさい。
もっとやわらかくなった桃ならたぶんもっと剥きやすかっただろうから、次の桃もつまようじで剥こうと思う。
皮を剥いたあとアボカドの要領でぐるりと一周切ってから、アボカドと桃は違うんだったと思い出した。
双方とろとろの果肉が魅力とはいえ、繊維の有無があまりにも違うのだ。
桃の繊維はタネを中心に、ぐっと力を込めて捻ったところでどうにもならずにただ指のあいだから果汁が滴った。
たまに1つ98円で売られるアボカドと違い、安くても2つで598円はする桃は年にそう何度も食べられるものではなくてすっかりそのことを忘れていた。
思い出したのちは包丁で良いように削ぎ落として形作った。
それから気づいたけれど、桃の種ってこんなに小さいものだったかしら。
記憶のなかの桃の種はアボカドくらいのまんまるとした存在だったけれど、実際に出てきた種は柿の種(本物)を2回りくらい大きくしたものだった。なんならプラムの種のほうが大きい気がする。
たまたま今回の桃がそうだったのか、品種なのか、改良なのかわからないけれどなんだかちょっとがっかりした。
種が小さければ食べられる身が多いのだから喜ばしいことなんだけれど、なんだか違うと思った。
だからなんだって感じではあるけれど。

用意した桃はやっぱりまだちょっと固くて、でもそれが美味しかった。生って感じで。

夫と半分こしたらあっというまに食べ終わってしまって、今は手に残った香りを嗅いでいる。

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