写経のように


読みやすかったです

恩田陸さんの「薔薇のなかの蛇」を読み終わった。10年以上ぶりに読んだ理瀬シリーズ、たぶんいろいろ忘れているんだけれど、話が繋がってるわけではないから支障なくたのしめた。美しくて不穏な世界観がやっぱりすきだなぁと思った。ほかの作品も読み直したいけど、残念ながら全部実家にある。手元にないけど読みたい本が多い。

この土日はどっぷり短歌につかりたいなと思い、歌集やTwitterのいいね欄などを見ながらすきな歌をノートに書き写していく、というのをやってみた。結果、楽しいしなんだか心が落ち着いてとても良かった。
ピックアップしようと思ったが、どれもこれもすきだったのでとりあえず選ばずに書き写した。書き写す分、読むだけより反芻できたのか、全体のリズムや言葉のひとつひとつがすっと沁みてくるような感じがした。自分はどういう短歌がすきなのか見直すことができたと思う。
きょう書き写したのは150首ほど。心地よく疲れた。ちょっと感傷的になったようで、いま涙腺がゆるゆるである。
インターネットでも毎日短歌が生まれ続けていて、すてきな歌は溢れていて、正直追いきれないほどだなといつも思う。いろんな歌と簡単にアクセスできるのはありがたいことだ。ついババーッと読んでしまうけど、一首をできるだけ丁寧に咀嚼していきたいなぁと最近よく思う。
いつも素敵な歌を読ませていただき、みなさんありがとう、という気持ちです。

🌷すきな曲🌷
Schroeder-Headz「newdays」
10年くらい前、ヴィレバンでたくさん流れていたと思う。大学生の頃、病院実習の行きと帰りでよく聞いていた。聞いていると未だに当時のだめな自分を思い出してウッとなるときもあるが、だいすきな曲。


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