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街コンで出会った人がネットワークビジネスにつながっていた話

↓の記事の続きです。前回は大学の同級生山本さんからネットワークビジネスの勧誘を受けお断りしました。今回はそこから約3年後に参加した街コンでのお話です。ちなみにコロナ禍になる前のことです。


当時マッチングアプリの存在を知らず能動的に出会うには街コンしかないと考えていた私は大学時代の友人と2人で街コンに参加しました。会場はカフェで、女性陣はグループごとにテーブルに座っており男性陣が各テーブルを移動していくスタイルでした。

次につながるような出会いはなかったのですが全体的に楽しかった気がします。普段は会社の方と飲みに行くことが多かったので、同世代の方と気を遣わずに話せるだけで楽しかったのです。

街コン中に各テーブルを移動していく中で1人の女性と出会いました。その女性は原さん(仮名)とします。原さんは我々と同い年で出身大学も同じとのことでした。そこで「大学のOBで飲み会したりしてるから良かったら今度来ない?」と誘われLINEを交換しました。

なんとなく原さんはネットワークビジネスの人っぽいなと感じていて(まったく根拠はなく失礼なのですが)、どうやら一緒に参加した友人も同じことを感じていたらしいです。友人も私も過去に勧誘を受けた経験があるため嗅覚が鋭くなっている気がします。

街コン終了後に原さんからLINEメッセージが届いており何通かメッセージ交換をしました。ある日「今度たこ焼きパーティーをするから来ない?」とのお誘いが。ネットワークビジネスの集いかなあと思いつつも好奇心には勝てず参加で回答しました。1人では心細かったので街コンに一緒に行った友人も誘ったのですが、都合が合わず単身での参加となりました。

たこ焼きパーティーはレンタルイベントスペースのような所で開催されるようです。時間の少し前にスターバックスで原さんと待ち合わせし会場に向かいました。受付スペースで会費2000円を支払い名札代わりのシールに自分の名前を記入しシャツに貼り付けます。

知り合いが全然おらずアウェーということもあって居心地はあまり良くなく、上手く言語化できないのですがなんとなく異様な雰囲気がありました。なけなしのコミュ力を振り絞り周りの人に話しかけ簡単に自己紹介をしました。出身大学を告げると皆が口々に「山本さん(前にネットワークビジネスに勧誘してきた人)と同じじゃん!」と言い始めます。脳に電流が走りました。どうやら山本さんと同じネットワークビジネスのグループの集会に来てしまったようです。

極め付けは中高時代の友人(大学入学以降はまったく連絡を取っていなかった)とそこで久しぶりに再開したのですが、彼も周りと親しそうに山本さんの話をし始めました。どうやら彼は既に暗黒面に堕ちてしまっているようです…

この空間にいてはまずいと思い、仕事の電話がかかってきたフリをして会場の外に出てそのままエスケープしました。原さんには「仕事で急用が入ってしまったのでお先に失礼します」とメッセージを入れておきました。結局会費だけ払ってたこ焼きは1つも食べないまま帰ってきました。

何かしらの勧誘とは分かっていたのですが、まさか山本さんと同じネットワークビジネスグループの勧誘とは思わず、軽率な行動を反省しました。世間は意外と狭いんだなあということを痛感しました。

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