これは、破滅願望と離人症、HSPに悩まされながら東京で人生を燃焼させている快楽主義の 20歳の雌、芳賀有紗の (10年後には黒歴史になりうるであろう) 日記です。 ざっくりとした自身の経歴、生い立ち ■2001年〜宮城県気仙沼市爆誕 小中と虚ろに過ごした。 (空手やバスケをやってみたが、周りの無神経さに嫌気がさしどれも3ヶ月未満で辞めている) ■2017〜徒歩10分だからという理由で、近所のド低偏差値の高校へ入学、何故か美術部だけは県で指折りの強豪で、自身の虚ろさを埋
私が育ったのは世界が終わったみたいな商店街で、 夜は虚しく信号機が点滅して、隣の家の酒屋のトタンに貼られた、 聖書配布協力会の「キリストの血は罪を清める」の看板を呆然と見つめていた。 私は、何か含みのある言葉、逆説的な言葉に対し、それに何が隠されているのかと。否、何かが隠されてる気がしてならなくて、あるかどうかも分からぬ真理を追い求め、油断すると半日ほど埋没してしまう。 幸運にも、稀に通り過ぎる車の音で ふと我に帰って夜のお散歩を再開した。 その日は綿雪で氷点下2° 肩に
自分は下町人情のようなものが心底嫌いだ。 下町人情と聞くと、皆が思い浮かべるのは ALWAYS三丁目の夕日のような、 夕飯時に地上波で流れるような、泥臭く色鮮やかで、から風の吹くようなものを思い浮かべる人が多いのかな? ただその実は、粘度の高いコミュニティ、ネットワークの中に雁字搦めにされて、ゆっくりと瞼が落ちて、緩やかに首が締められてゆく、かなり引き伸ばされた窒息死のようなものだと私は感じる。 少なくとも、私が17年間生まれ育った街は、殆どの人間が他人の人生、他人の価
子供の時、季節ごとに親戚の集まりがあった 夏は必ず母方のおばぁちゃんが桃を剥いてくれたな どこのか分からないけど、気のいいおじさんが持ってくる箱に入った桃 多分すげーいいやつだ 子供たちには1番美味しいところを おばぁちゃんは種の周りをしゃぶってたな 決して桃が足りなかった訳でもないし、 桃を買う金がなかった訳でもないけど おばぁちゃんはこれで良いって 子供達が美味しそうに食む姿をみてるだけでお腹いっぱいなのだと。 それは母性が成すことだと 今でこそ理解できるが、子供
ひとには余白を埋めたがる心理がある。 「パーキンソンの法則」と呼ばれており 行動心理学の一種で 「本来1時間で片付けられるようなタスクでも、大幅な期間を与えられると、期日ギリギリまで広がってしまうこと」 「収入が増えても支出も同様に増えること」 「収納が増えればものも増えること」 等の例が挙げられる。 (この話はまた別の枠で掘り下げるので今回は軽く) 加え私は個人的に、 ’’その余白の埋め方には個性があり、その時々の心理状態が無意識に反映されるもの’’と定義づける
人の話を最後まで聞けない人間に、話し合い乃至議論に参加する資格はないと思う。 いや、最早その単語を口にするのも許されない。 私のいうその人間達は、 話の尻尾を切るというか、肩〜胴体らへんを切って持って行ってしまうのである。 で、大体一人っ子で、周りの環境が譲歩してくれる人、寛容な人に囲まれているのである。 自分の中で勝手に結論づけ、ズカズカと近視眼的に話を進めるタイプの人間を心底毛嫌いする。 自身のコミュニティに、その類の人間が在不在かで肌艶が左右されると言っても過言で
私はパーティーがすきだ パーティーと言っても一般的に思い浮かべられる華美なものではなく、小綺麗な友人宅で行われる小規模で猥雑なものである。 社交のための会合という訳ででもなく、ダンスや歌の催しごとがある訳でもない。 比率も中国人留学生8:日本人2の絶望の比率である。 振る舞われる中華の香辛が効いた即席料理と煙草と、勢いばかりの会話がとてもすきだ。 というか、落ちつく。 あれだ、落ち着きたい時に飲む、不味くもなく、特段美味しくもないジャスミン茶の様な感じだ。 美味過ぎるジ