三番瀬は希望の干潟
今日は、人工海浜「いなげのはま」を離れて生きている海を見に
船橋市三番瀬迄来てみました。
都心のベッドタウン千葉県船橋市は、淡白な白身魚スズキの水揚げで日本一を誇る船橋漁港があり、海の恵みが豊かな町です。江戸川の河口に広がる浅瀬は、東京湾では珍しい干潟となっており、三番瀬(さんばんぜ)と呼ばれています。シーズンには潮干狩りでにぎわう三番瀬には、貝類以外にもたくさんの生き物が生息しています。この干潟の小さな生き物たち、東京湾の環境保全の役割を担っています。
三番瀬には、少なくはなりましたが貝類やエビ・カニなどの甲殻類など、多様な生物が生息しています。
人工海浜「いなげのはま」は東京湾最奥なのでほとんど海水の入れ替わりが
無いそうですが、三番瀬までは東京湾の外の海水が入ってっ来るそうです。
人工海浜「いなげのはま」では見る事の出来なかった巻貝やヤドカリやカニ
等の生物を見る事が出来ました。
アサリは少なくなったそうですが、小さな巻貝やその貝に入ったヤドカリ
赤貝などの二枚貝が生きて居ました。これらの底辺生物が東京湾の
浄化を担っているのだと思います。
定点観察を続けている人工海浜「いなげのはま」にも多様な生物が
住みつくといいと思います。
引き潮だったので干潟が見られました。右に見える建物は
物流の倉庫街です。正面には遠く東京のビル群も見えています。
三番瀬の海岸はくだけた貝殻が積もっていました。
砕けた貝殻の多さには驚かされます。
砕けた貝殻のほとんどは二枚貝と蠣の貝殻でした。
海の中は砂と泥なのに海岸には貝殻の砂浜が有るのは不思議です。
黒っぽく見える砂もよく見ると細かい貝殻でした。
貝殻で出来た砂浜この下にどのくらいの貝殻が積もっているのか
想像すると素敵なのか惨いのかわからなくなります。
干潟やビーチには千鳥やユリカモメ、サギなどの鳥が集まっていました。
気温は35度近いのですが、風があるので暑さは感じませんでした。
貝殻の砂浜、海は干潟その向こうにはビル群
不思議な風景です。
干潮から潮が満ちてきていたので潮の流れが見えるぐらい
海水が流れていました。
海、貝殻の砂浜そして防風林その向こうには埋立地に立つビル群
三番瀬の原風景だと思います。
潮干狩りに来た人が…心和みました。