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「きんぴか3巻完本」浅田次郎

浅田次郎さんの
デビュー作3作品が
今年夏文庫版で
再販されました。

デビュー作が
文庫版とはいえ
再販される
と言うのは
もの凄い
ことだと思います。

一巻目冒頭
完本「きんぴか 三人の悪党」には
文庫版再販に
寄せてと
著者の
前書きが付いていて、
「きんぴか」の
世界へ行ってらっしゃい!
と送り出して
くれるのは
嬉しいです。

軽快で
ユーモアたっぷり、
そしてほろ苦い
浅田さんの
世界を楽しめます。

「きんぴか(完本)
2巻目は
「血まみれのマリア」です。
著者のデビュー作で
あり最高のコメディと
裏表紙に
あるとうり
面白かったです。

読み終わり
痛快で
爽快感が
味わえます。

著者作品の
テーマが
「きんぴか」には
詰まっていると
思います。

人の関係や
親と子の
関係が
所々に
ほろっと
来るような
くすぐったい
ような部分が
ふっと出てきます。

このような
部分も著者の
デビュー後の
作品のテーマに
なっていると
思います。

きんぴか(完本)3
「真夜中の喝采」
短編小説の
積み重ねで
長編小説と
なっている
本書も痛快、
笑、涙、
侘しさを
感じさせて
くれる小説が
詰まっています。

これまでの
話の続きで、
最後には
離れ離れに
なっていく
3悪人の
それぞれの
人生や
生き方に涙し、
やるせない
侘しさを感じ、
痛快に
笑うことも
出来ます。

読み終わり
爽快感で
胸いっぱいに
なりました。