早川書房『ポストコロナのSF』
仕事の帰りに一駅前で降りて本屋に寄った。
なにか新しいものを読みたくなったからだ。
家の本棚にある「しばらく読んでない本」だとか「買ったきりで読んでない本」を読むのと、その日に本屋で買った新しい本を読むのは違う。
そのような読み方は、10年前の自分は良しとしなかっただろう。
1冊1冊ずつの地続きで「忠実」な読書を是としていだろうから。
それはある意味強迫的で敬虔な気持ちだったが、今はその為に読むと決めた長い本を読んだりで疲弊したくない気持ちのほうが強い。
自分だけのこだわり