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受託開発しか経験のなかった僕が、キャリーミー初の正社員エンジニアになった理由


こんにちは!キャリーミーで唯一の正社員エンジニア、山下一騎です。システムグループマネージャーとしてプロダクト開発と情報システム業務を兼任で担当しています。
キャリーミーには1人目の正社員エンジニアとして入社して今まで、とてもエキサイティングな挑戦ができています。
僕がキャリーミーに入社した理由や、メインで開発を進めた「キャリーミーダイレクト」について書いてみたいと思います。
多くの方にお読みいただけたら嬉しいです。

フルスタックエンジニアを目指して幅広く経験

大学では映像学部で、映画、CM、ゲーム、CG、Webと幅広く勉強していました。中でも僕はゲーム専攻だったので学生時代からゲーム開発を通じて多少プログラミングの知識があったんです。この経験を生かしたいとエンジニアとして就職することにしました。

でも、ゲーム業界は選びませんでした。エンジニアとしてモノづくりはしたいと思っていたものの、僕は、ゲームはつくるよりもプレイするのが好きなんだと気づいたんです。ゲームはあくまで趣味にして、仕事にはしないでおこうと決めました。

新卒入社した会社では、約5年半、システムの受託開発を行いました。Web開発もスマートフォンアプリも担当して、役割もいちエンジニアからチームリーダーまで経験しました。

前職時代

会社として、専門範囲を決めるというよりは「フルスタックエンジニアを目指そう」という方針だったので、フロントエンドもバックエンドも、インフラ系もアプリもすべて経験できたのは大きかったです。

全体的に経験してみて、特に面白いなと感じたのはフロントエンドとスマホアプリですね。実際にはバックエンド歴の方が長いのですが、フロントエンドでUIやUXを考慮して開発して、思い通りの動きを実現できるのはすごく楽しいなと感じていました。

スマホアプリ開発も「ユーザーの手元でどう見せるか」という意味ではフロントエンドの要素が強いので楽しかったです。ある会社さんのECサイトのアプリを担当したときは、Android版とiPhone版、両方ともリリースし、DL数が1万ほどまで伸びたときは達成感がありました。

自社開発か、業務委託エンジニアか、はたまたYouTuberか

転職活動に踏み切った理由は、「自社サービスがやりたかったから」です。受託開発をするエンジニアにとっては、“あるある”な選択かもしれません。僕も「開発して、納品して、終わり」ではなく、「その後の成長」まで見ていきたいと感じるようになりました。

前職では、保守契約を結んだとしても、自分の所属は新規開発メインのチームだったので、保守まで携わる機会が得られませんでした。ある程度の規模の会社であれば役割分担があるのは当たり前ですし、だからこそ大きな案件に携われることはいい経験ではあったのですが、なかなかもどかしいなとも感じ始めたのがその頃。

業界や「toBかtoCか」といったサービス自体へのこだわりはあまりなく、しっかりユーザーに使ってもらえてフィードバックを得ながら改善を積み重ねていけるようなものをつくりたいと、自社サービスを持つ会社を探し始めました。

スタートアップに行こうとか、安定した会社がいいとか、そういうこだわりもなかったんですよね。自分がやりたいことなら、どんな環境でも大丈夫だろうと思っていたし、会社に所属せず業務委託の形で携わることも選択肢の一つでした。

転職を考えていた頃

一方で、前職の頃から個人的にYouTubeチャンネル(エンジニアリングとは無関係)を開設していて、実は800本くらい動画をあげたんです。登録者数や再生数も割と伸びて収益も得ていたので、そちらの方向で独立を考えたこともありました。

ただ、今後YouTubeがずっと安定し続ける保証はないですし、せっかく身につけた技術や知見を生かしたいと思い、エンジニアとしてのキャリアを優先しました。

キャリーミー代表・大澤の野望を聞き、共鳴した

転職活動でいろいろな会社を見ているときに、前職で人事をされていた方が、キャリーミーで人事をされていた(当時)ことをきっかけにつながりを持ちました。

お酒の席で、キャリーミーの事業内容と今新しいサービスをつくろうとしていること、正社員エンジニアがおらず、1から開発してグロースまでやってくれる人がほしいことを聞きました。最後は「ぜひ入ってよ」という感じで口説いてもらった形ですね。

キャリーミーで魅力に感じた点は大きく3つです。

1つ目は、めちゃめちゃ単純なのですが、「1人目のエンジニア」という響きがかっこいいなと感じたことです。まだ社内にエンジニア文化がない環境なので、自分で理想の文化を作れるのではないかという気持ちもありましたね。

2つ目は、前職で人材業界のアプリを担当したことがあったので、必要な機能や見せ方のバリエーションなど、これまでの知見を生かせる部分もあると思ったことです。

3つ目が一番大きいのですが、代表の大澤さんとお話させていただいたときに、今開発している「キャリーミーダイレクト」(以下、DR)について語られた野望に感銘を受けたことです。

大澤さんが言っていたのは「人材業界のAmazonのようなプロダクトを作りたい」ということ。これだけだとあまりイメージがつかないと思いますが、「企業が欲しいもの(課題やニーズ)を入力すると、おすすめの商品(プロ人材)がリストアップされるサービス」を作りたいというものです。

キャリーミーは単なる人材マッチング事業というよりは、「企業から課題をヒアリングし、その課題を解決できるプロをアサインして課題解決を行う」という事業コンセプトなので、それをプロダクトに落とし込む構想を大澤さんは話してくださったんです。

普通の人材マッチングプラットフォームとは違うコンセプトなので、難しいこともたくさんあるとは思いますが、面白いな、やってみたいなと思い、入社することにしました。

唯一の正社員エンジニアとして開発と情シスを兼任

キャリーミーに入ってみてまず感じたことは、「エネルギッシュで明るい職場だな」ということですね。特に営業には20代のメンバーも多く、若さや勢いをすごく感じます。

入社以降、僕の業務のメインはDR開発ですが、今は情報システムも兼任しています。

現在、DR開発は僕と業務委託の方の2名体制で行っており、基本的には僕がビジネスとのつなぎ役を担っています。営業の方とコミュニケーションを取ってどんな機能が必要かを話したり、機能開発の優先順位を決めたり、仕様の検討をしたりといった業務ですね。実際の開発は主に業務委託の方にしていただいています。

情報システムとしては、社内のシステムの不具合の問い合わせや、新しいメンバーのアカウント作成、PCのセットアップ、退職される方のアカウントの整理など、細かい作業を行っています。

心がけていることは、「いつ、自分が突然事故に遭って対応できなくなっても、誰かが業務を引き継げるようにしておくこと」です。なかなか難しいところもありますが、キャリーミーの情報システムとして属人化させないようには意識しています。

現場の声を聴いて困りごとを解決していくのが楽しい

僕は週1~2回はオフィスに出社して、営業やマーケ、CA(キャリアアドバイザー)のメンバーとコミュニケーションを取るようにしています。
現場の意見やクライアントのニーズを、しっかりヒアリングしながら一緒に開発しないと、良いものはつくれないと感じます。みんなが現場で感じたことをもとに、提案しながら進められるのは非常に面白いです。

現場からのヒアリングが機能開発につながった事例として、プロ人材の情報の一元化があります。

キャリーミーでは、プロ人材へCA面談(キャリアアドバイザーとの面談)を行います。このCA面談で得た情報は、これまでGoogleフォームに入力してデータを集め、個別のCRMで見る流れになっていました。

ただ、プロ人材自身が登録したプロフィール情報はDRの中に入っています。営業がプロ人材の情報を見ようとしたときに、DRとCRMを両方見なければならなかったんです。これは手間なので、DRの中にCA面談の情報も入れられるよう機能を追加しました。

その結果、CAからは「入力しやすくなった」、営業からは「使いやすくなった」という声をもらうことができました。

プロダクト開発の側面だけでなく、営業メンバーがいかに効率よく、よりクオリティ高く仕事ができるかといった、社内SEとしての業務効率化を考えていくのも僕は楽しいですね。

業務効率化の観点では、例えば議事録を自動化できるAIツールの導入を提案しました。営業の商談やCA面談における入力の手間を省くだけでなく、生の会話データが残ることで、今後のマッチングに役立つデータが資産として溜まる仕組みとして活用できるのではないかと思ったのです。

このように、ITの力を使って課題解決できないか考えるのはやりがいがありますね。でもそれはリモートだけでは絶対に気付けないところなので、定期的に出社して他の方々の働く姿を見ることは大事です。

経験できないことが次々と経験できるキャリーミーの仕事

今後の目標はまず、プロ人材の方々に登録が進んできたDRを、もう少し企業様に活用が広がるように、サービスをブラッシュアップしていくことがあります。

今後は正社員エンジニアも僕1人ではなく、社内でチームをつくれる体制にしていきたいと考えています。開発以外の業務が増えてくるとどうしても開発に割く時間が少なくなってしまいますし、業務委託の方だと契約上の限界がある場面もあります。
キャリーミーには、どんどん挑戦できる環境があります。その証拠に、僕が考えるキャリーミーに来なければ経験できなかったとことは、今思いつくだけでも3つあります。

①多職種とかかわりながら仕事ができる
前職までエンジニア集団の中で仕事をしてきて、営業やマーケなどの職種の方と仕事をすることはほとんどなかった僕にとって、他の職種の方と一緒にお仕事ができるのはすごくメリットに感じます。

エンジニアだけの組織では得られない知見が得られるので、開発の選択肢が増えますし、現場の立場、クライアントの立場になって考える癖がつくので視野が広がります。僕自身、「営業の商談やCA面談の機会が会社の資産である」ことを認識できたのは、キャリーミーで日々現場のメンバーとやり取りしているからこそだと思っています。

②開発以外の仕事に携われる
開発経験しかなかった僕が、キャリーミーに来てからは社内SEとして情報システム担当を経験できました。また、社内で導入したシステムの会社さんから、ウェビナーへの登壇依頼もいただきました。こうした初めての機会は、自分のキャリアの上でも貴重な経験になっています。

③社内のエンジニア文化づくりができる
まだまだ文化も制度も全然ないので、入ってきた方と一緒につくっていきたいと考えています!

このように、正直、キャリーミーはまだまだ開発に専念できる状況ではありません。開発以外の仕事がたくさんあるので、「この技術を使ってこんなプロダクト開発、システム開発がしたい」という気持ちよりは、「会社に広く関わって、事業を推進していきたい!」というモチベーションがある方のほうが向いていると思います。

・会社の課題を自分で見つけ、解決に向けたアプローチをしていこうと考えられる方
・エンジニアの強みであるテクノロジーを使って自動化、業務効率化を進められる方
・他の職種の方にリスペクトをもって、素直に話が聞ける方

などは、ぜひキャリーミーに来ていただきたいなと思います。

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