一巡して考える〈闇堕ち〉について

※無駄に長い駄文です。お時間がある時か、もしくはここから戻って頂いても構いません🙇


2023年の12月7日は誰あろう、我らが最愛の推し《 羽生結弦 》さんのお誕生日でした。
アマ時代、特に平昌から北京の4年間は、これまで以上に理不尽な苦悩と困難とに塗れたものでした。
所属先に頭を押さえつけられ、自由に息吐く事も出来ない位に雁字搦めで、試合やキスクラやプレカンや懇意のメディア媒体での彼の言葉に触れる度に、一日も早く 自由 になってほしいと願っていました。

2022年7月、プロ転向決意表明をされ、晴れてあの錆びつきボロボロな鍵穴さえも錆びついて開くのもままならなかった檻の中から大空へと羽搏けると、心底喜びました。
そしてプロ転向から丸一年が過ぎた2023年の今年。
今年の誕生日はとても幸せに満ちたものになるだろうと勝手に想像してうきうきしていました。
だって最愛の方が隣にいて共に喜べる。これ以上の幸せな誕生日があるだろうかと。
それが、ヒトとしての心をどこかに投げ捨てただけでなく、日銭を稼ぐ為に己らを安く売り捌いた邪悪な存在共に外側から破壊されてしまった。羽生君の幸せをずっとずっと願っていて、それが叶っていた事に安堵していた私がどれだけショックだったか…。

でもね。

誰よりも空虚な思いを抱いているのは本人で、その辺りは唯々慮る事しか出来ません。所詮しがない末端のいちファンに過ぎないので。
それでも、私達は「生きて」る。「生きて」さえいれば…

何を考えても 何が苦しくても
本当にやめることを 選ばない限り 続いて行く
光と共に 明日はやってくる
道は分かれ続ける
どんな選択が待っていても
その先の未来に 何が待っていても
ケツイを持って 生きていく

羽生結弦 ICE STORY 2nd『 RE_PRAY 』より

羽生君が『 RE_PRAY 』に籠めたテーマの一つが「自由」。
繰り返しになるけれど、羽生君はずっと不自由な身だった。いえ、今も決して自由ではない。
プロになって、アマ時代の柵からは解かれたけれど、また新たな不自由な世界に住まう事になってしまった。
アマ時代からパパラッチや追っかけはいた。FaOIでは通称“貞子”と言われる追っかけや、その他にも案外知られてる人達はいる。同じホテルに泊まったり、あろうことか同じEVに乗ったりね。

プロになった羽生君はそれ以上になってしまったと、きっと本人が一番痛感した処だったと思う。

*****

ここからは私の憶測。身勝手な。

羽生君が離婚のメッセージをツイに挙げた文章の中に、入籍からずっと自分を支えてくれた、家から一歩も出ることが出来ない環境であったにも関わらず、自分をサポートし続けてくれた、とありました。
家から一歩も出ない3か月間の日々を想像するだけでもそれがどれほど異常事態だったのかが分かります。
それでも、そんな息が詰まる様な劣悪な環境下に在っても、笑顔を絶やさず羽生君を支えることに心を砕いて下さる素敵な方だったのでしょう。

そんな方だったから、羽生君はその方を自身の伴侶に選んだ。
そんな方だったから、不自由な生活を強いられてきた3か月間を振り返り、沢山悩んで打ち明けて相談して、考えて考えて考えて…

自分との縁を切る選択をした。

お相手の方を自分のエゴ――どれだけ不自由でも窮屈でも自分の為だけに傍にいて欲しい――で縛るのではなく、愛するからこそ手放した
愛しているからこそ、お相手の不自由な姿をこれ以上見ているのは耐えられなかったのでは…そんな気がずっとしています。へたすれば心が壊れる状況下でもあったのですから。これ以上に深い愛情を私は知りません。利他の人だからこその選択であったと。

彼はお相手の方に 自由 になって欲しかった。

誰にも憚る事のない「世界」で自由に過ごして貰える未来を選択した。
あの短い言葉の中に、この現在の状況下を鑑み、このままの状態であれば自分達の未来はどうなっていくのかを沢山シミュレーションしたのだと察せられました。楽観的観測における選択肢から更にその先の未来の展開も、あらゆるパターンを考慮していた筈です。けれど、枝葉の分かれた選択肢のどれを辿っても、分岐を変えて行っても結果は全部同じところにしか辿り着かなかった

このままで幸せになれる選択肢は「ない」。

そんな結末にしかならなかった。
それらをきっと毎日――いつからかは分からないけれど――話し合った中で、最終的にはお相手の方もそれを了承した。
お互いを憎みあった訳でも、どちらかが不義理をした訳でもなんでもない。
唯々、お互いの未来を、命の危険すら感じる現状況から脱し「幸せ」を掴める未来を模索した結果が「縁を切る」だったのだと。

お二人ともが互いを思いやったが故の苦渋の決断だったと思います。
お二人ともがとても優しい心の持ち主。
支えあうに足る二人だったと。

羽生君はいまを、どう過ごしているんだろう。
辛いのは羽生君のみならず、最終的に了承して離れざるを得なかったお相手の方もだし、ご家族だって現状況を目の当たりにしていて胸を痛めなかった筈はない。しかもお身内すらも槍玉に挙げ、いま(この記事を書いている)も一時のペースよりは落ちてきたとはいえ、これだけガセ記事を垂れ流され続けている中で、それらを間接的にでも目にしたら耳にしたら、辛くない筈がない。

だけど、羽生君も、お相手の方も、ご家族も関係者も皆さんが耐えてる。
いつかは《巡り巡って どこかに辿り着く》( RE_PRAY より)

私にはプライベートで心も身体もくたくたになった羽生君を優しく迎えて暖かく包み込める存在が必須だと思っています。回遊魚の様であっても人間である以上は、休息が必要なのですから。航海を続ける船だって、ジェット機だって、燃料とメンテナンスが必要です。ましてや人の身ならば尚更の事。

勝手な事ばかり書いているけれど、私は羽生君が一番大切だから。
羽生君が本当の意味での 自由 を手にする日が一日でも一刻でも早く来るようにと切に願っています。
そしてそして…願わくば、お相手との縒りが戻るようにと。
もうプライベートな事を私達ファンにお知らせしてくれなくていいからね。
どうか自分自身の幸せを優先してください。
羽生君が幸せで、笑顔で、健康でスケートをしていてくれたら、これ以上ない位幸せなのです。


実は上記は羽生君のBDに寄せた内容で、BDにアップしようかと思っていたのですが、余りにもなんだかなあ…と思って保留にしていました。
読み返してみて、この妄想記事はあくまでも辺境住みのいちファンの妄想であっても、残してもいいかもしれないと判断したため言葉足らずな処を加筆修正し結果…伸びたうどん状態になりました💦(アカンやん)
先日来、改めて〈闇堕ち〉について考えさせられる事がありまして、それでちょっと(ちょっと⁉)綴っておこうかなーと思いました。
だがちょっと待て。
ここまで自分の思いを延々吐露してから本題ってオカシイやろ💧
そんなこんなで、実はここからが本題。


闇墜ちって、羽生君が入籍した直後からでしたよね。
彼女達の言い分を搔い摘むと、
「GIFTであんなに〈孤独〉だと連呼したくせに、嘘を吐いて結婚した💢」
「ファンを金儲けの道具としてしか見ていなかった💢」
「入籍したくせに(幸せになって)どこが〈孤独〉なのか。大噓吐き‼」
――等々。
これまで散々異口同音に言ってきましたけど、孤独ってそういう意味じゃないでしょ。彼女達の脳内に在る〈孤独〉は孤独じゃなくて〈孤立〉なのではないかと。
彼一人が阻害されている>だから私が助けて/応援してあげなきゃ――みたいな?
私は言いたい。
それで? プライベートでたかがファンの分際(しかも大半が年長者であり既婚女性)で彼に何が出来る/出来たというのか。臍で茶を沸かさせないで欲しい。たかがファンの分際ですよ⁉ ご近所さんですらないんですよ⁉ 

アンタバカ⁉(惣流アスカ・ラングレー)」ですよ。や、ホント。

プライベートをこれまでも決して公にしてこなかった羽生君。
高校時代からパパラッチに付き纏われ、有り得ないガセに苦しめられ、一時期は苦しみの余り死のうとすらした人のプライベートですよ。

CwWで、編集の利かない生放送であったからこそ告白した、「 “何度も” 死のうとした」頃のプライベートも想像するに余りありました。
彼がそれをしかけた瞬間のその時を想像して私は暫く立ち直れませんでした。彼とお母様と二人だけではなく、ご家族が皆、苦しまれた筈です。泣きはらした筈です。沢山泣いて苦しんで支えあって、そうして「いま」があるんです。「生きていてよかった」と言ってくれてる未来があるんです。

羽生君は決して多くを語りません。自分の口からマイナスな事は言いたがりません。余程の事が無い限りは。それでも聴く側が推し量る必要のあるとても短く比喩を用いて言葉にするので、その言葉の中に含まれる本当の意味を察する必要があります。
全てではないし、時々は自分も解釈を間違えてる事があったとしても、羽生ファンは高確率で彼の言葉の本意を悟れるスキルがあります。
あの入籍/離婚報告の文章を読んでもそれがよく分かりました。

入籍報告の時、ファンは大きく3分類されたと思います。

1 純粋に祝福するファン(私はこれ)
2 突然すぎてどうしていいか苦悩するファン
3 「裏切られた―‼」と闇墜ちしたファン

2は次第に戻って来てくれました。
3はもう救いようがありません。

「蛙化現象」という言葉があります。
心理学用語として用いられているようですが、

相手のささいな言動が原因で気持ちが冷めてしまう際にも用いられるようになった

急に思いが冷める「蛙化現象」は就職でも 恋愛と同様、自分と相手への十分な理解を - 産経ニュース (sankei.com)

とあります。
本来の「蛙化現象」とは、

片思い中は相手に夢中だったけれど、両思いになった途端、相手のことが気持ち悪くなったり興味を持てなくなったりする現象を指します。

「蛙化現象」の意味と由来は?陥りやすい人の特徴と克服方法をチェック | Domani (shogakukan.co.jp)

らしいのですが、その現象に陥りやすい人の特徴として、

1.恋愛経験が少ない人
2.自己評価が低い人
3.理想が高く、夢みがちな人

とあって、問題は「3.理想が高く、夢見がちな人」が闇堕ちの特徴として一番当て嵌まると私は思いました。

恋愛に強いこだわりや理想がある人は、「蛙化現象」になる人に多くみられるタイプ。相手に自分の理想の王子様像を当てはめ、実際の彼氏と理想の王子様像とのギャップを「私の理想と違う」と受け入れられなくなるからです。

「蛙化現象」の意味と由来は?陥りやすい人の特徴と克服方法をチェック | Domani - Part 2 (shogakukan.co.jp)

笑っちゃうのは要するに〈ガチ恋〉が闇堕ちしたって事で、これはもう当初から言われていた通りで、その結論をより強固にする理屈かな、と。
というか、羽生君は利他の人ですけど、闇堕ちは利己の人。
自分のエゴイズムで羽生君を孤立させその姿を見て「可哀想可哀想。私がついていてあげなきゃ」とずっと思って「支えてきた」人達。
だから羽生君が幸せになったときよりも、不幸になった時に嘲笑ったんですよね。「ザマァ見ろ」と、この瞬間もガセ週刊誌の妄想記事を読んでは蔑み汚い言葉で罵る。
なんて醜いんだろう。
が応援しているのだから、私が納得する“幸せ”を手に入れてね(笑顔)」そう思いながらずっと〈応援〉してきた人達。
その一部に関わる人を私は知っているだけに、見抜けなかった自分が悔しくてなりません。

闇堕ちは羽生君の事を「知っている」だけあってだからこそ厄介な存在と化してしまっています。
悪し様に罵り、メルカリで売り捌き、別の推し(羽生君よりずっと若いアスリートとか)に入れ込む――だけならまだしも。
可愛さ余って憎さ百倍で、俗に言う報復措置に勤しんでいるというウワサも耳にして(真偽は謎)、なくはないと私は考えて背筋が凍るのです。

ガセ記事を書かせているのは私、某だと想像しているのですが、そこに付随するようにそのガセに乗っかって吹聴(例えばガ●ソ)してる輩が存在しているとしても不思議じゃないんです。

彼女達については、結構📒で書いているのでこれ以上繰り返しませんが、もう静かに去って欲しい。まだ墜ちる前の彼女達も羽生君から離れる人が存在した時「わざわざアピールしないで静かに去って」と言っていたのですから、それは口にした自分達にこそ有効な言霊なのでは。

3.11があったが為に、子供時代に「.(ピリオド/強制終了)」を打ち、否応なく大人にならざるを得なかった羽生君。
生きる事の辛さも厳しさも弱さも愚かさも醜さも全部見て来た羽生君。それでいながら、人を愛し、信じ、人を愛おしいと、自分を信じてくれる人への無償の愛を捧げてくれる羽生君。
言葉を、生き方を、全てを丁寧に、大切に、その一瞬一瞬を刻むように生きている羽生君の姿を見ても、彼女達にはもう響かないので…。
だったら、それを否定はしないから、お願いだからもう二度と「こっち見んな!」「その穢れた口から名前を呼ぶな!」そんな気持ちしかありません。