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現在パリ五輪が開催中です。
柔道では審判の誤審が指摘されたり、想定外の事が起こったり、勿論それ以外の競技であっても似たり寄ったりの事が起こります。
実際はどうなのか定かではありませんが、根底には人種差別が潜んでいるとも言われています。開会式での騒動(マリー・アントワネットの生首に歌わせたり最後の晩餐を捩った問題等)もありますのでね。この辺りの事について思う事はあっても触れる事はしません。そういう事を語る📒ではないので。

五輪と言えば、羽生ファンとしてどうしたって彼が出場した三つの五輪に思いを馳せずにいられません。
平昌五輪では「誰が獲っても僕も獲ります」と宣言した事が記憶に新しく(但し残念な事に映像はない…)。

北京五輪では4位入賞となった後、カメラが向けられた中、その先にいるファンに向けての言葉達が忘れられません。
それらは現在、TLに流れてくるので目にした方も多いのではないでしょうか。

羽生君はもうこの時、競技から離れる事を念頭に置いていた。
それでも巡ってきた中に“五輪”があったなら、全力を尽くす。
その想いで一途に果敢に懸命に挑んだ。
そうして4位入賞となった…。
あの面子の中での「4位」。これ以上ない結果だったと思ってる。
仮に3位になっていたなら、1・2位の相手の為にどこかの思惑に載せられた記事に好き勝手書かれてしまっていただろう。
そうならない結果に神様は采配したのだ。

神様の選択はいつも残酷だ。
ある年の名古屋開催のGPFでは羽生君は怪我で出場が叶わなかった。
平昌では怪我をおして勝利せよと言わんばかりの大博打に打って出、見事勝ちを収めた。
怪我がいつも彼を勝敗の鍵を握っていたと思う。
彼を取り巻く周囲のどす黒い思惑がある中で、神様はいつも最善の結果を彼に与えて来たと思う。それはいつもYESかNOの二択でしかなかったから、その結果の意味は常に彼に委ねられて来た。その結果から導き出してきた物事は全て神様の御心に叶っているのだと思う。
そうでなければ理解できない事ばかりがあるから、そう思わざるを得ない。

阿部詩選手が二回戦敗退した事を帰宅してから知った。
TVでは何度もその試合と、兄の一二三選手の試合の映像が繰り返し流される。
私は一度二度はこういう試合だったんだ、と知る事が出来て良かったけれど、それ以上は蛇足だと思ったし、一二三選手に詩選手の分も、と思いを寄せるのはある意味酷だなと思った。
恐らくこの兄妹選手を応援していた多くの日本人がそう思いながら一二三選手を応援しているのだろう。
私は誰に言われなくても「お兄ちゃん」は妹の分もと思って試合に臨んでいる筈だと思うから、それ以上を外野がわーわーいう必要はないという考えなので敢えてそこは何も思わず、唯純粋に試合に臨んで勝ちを収めて欲しいなと願いながら試合を見守っている。
マイノリティな自分位、そう思っても罰は当たらないと思っているから。

詩選手が負けた時、二連覇の重圧を思った。それはイコール羽生君のソチ・平昌の二連覇を思う事でもあった。
詩選手以上の重圧を受けながら、頭脳戦込みで平昌に降り立った時から臨み見事「勝ち」を収めた唯一無二のGOATである羽生結弦選手の事を。

詩選手はまだ先がある。柔道は息の長い競技だ。まだまだ彼女には未来がある。今回の負けは恐らく彼女の大きな糧となったに違いない。
けれど、羽生君にそれは許されなかった。それを思うと心底、心底、彼の信念、心に秘めた思いの強さを思わずにいられない。
どうしても、何が何でも「二連覇でなければならない」と己に課した重たい使命。それを見事現実のものとした。

羽生君は神様を信じていても丸投げしない。
自分が血のにずむ様な努力を積み重ねてこそ、神様の加護があると分かっているから。

プロ転向した現在もそれは続いていると思う。
羽生君以上に神様に愛されてる人はいない。
その想いは変わらない。
だけどね、神様。だからこそ神様。
羽生君のプライベートでの日々をもどうかどうか祝福してください。
これはある意味、私自身の悲願です🙏

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書きかけて、結果がわかるまで保留にしていましたが、
阿部一二三選手二連覇達成おめでとうございます‼️

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そして…
北京で戦い終えた後に語った羽生君の言葉一つ一つを改めて噛み締めたいです。