お嬢様学園の転校生4
教室の黒板には
貧乏人は来るな
泥臭いのがうつる
汚いから近寄らないで
などの悪口が目一杯に書かれていた。
それに、〇〇が工事現場で働いている写真もあった。
クラスメート達は笑っていた。
〇〇は黒板に近づき、写真を手に取る。
〇〇:う〜〜〜〜〜〜ん
遠藤:〇〇
さくらが心配そうに声をかける。
〇〇:う〜〜〜ん
70点!!!
遠藤:は?
〇〇:75かな?どっちかな?
遠藤:何言ってるの?
〇〇:いやさぁ、この写真の俺何点だと思う?
遠藤:言ってる意味がわからない
〇〇:何が?
遠藤:なんで写真の方に目が行くの?こんなこと書かれてるんだよ。怒んないの。嫌になんないの?
〇〇:いやべつに?
遠藤:やっぱ〇〇はおかしい
〇〇:ちょっとそれはないって。で、この写真どう思う。顔が汚れてるからさぁ。あんまいい感じじゃないよね。もう少しきれいなときに取ってほしかったな。
ガラガラ
秋元:おはよう。
クラス:おはようございます。
秋元:え〜〜今日はってえ!!!これなに
黒板を見る
遠藤:先生これなんとかしてください
秋元:わかったわ
遠藤:先生。
秋元:〇〇
〇〇:う〜〜〜ん、は、はい
秋元:これ消しといて
〇〇:え〜〜〜マジすか
遠藤:先生どういうことですか。いじめじゃないですか
秋元:どこが?こんなことしてるコイツが悪い
遠藤:え?
秋元:ってことで1限始まるまえに消しといて
〇〇:え〜〜〜〜じゃあ消したらデートしてくれます。
バシッ
名簿表で殴る
〇〇:痛〜〜〜〜
秋元:馬鹿なこと言わないで
〇〇:ちぇっ。は〜〜〜い
〇〇は黒板を掃除し始める
1限終了
さくらは〇〇のもとに行こうとするが
???:さくちょっと来て
遠藤:え?わかった………
空き教室にいく
遠藤:どうしたのかっきー
賀喜:あいつとなんで関わってるの?
遠藤:あいつって?
???2:あいつに決まってるじゃん
???3:岡倉のやつ
遠藤:〇〇くんがどうしたの
賀喜:なんで関わってくるか聞いてるの
遠藤:そりゃ、私に庶民の楽しさ教えてくれて仲良くなっただけだよ
3人:プハッハッハッハ
遠藤:どうしたの?
田村:さく騙されてるって
早川:はよ、そいつから離れや
遠藤:私は全然騙されないよ
賀喜:何言ってるのさく。あいつと私達じゃ住む世界が違うのわかる?
遠藤:どういうこと?
賀喜:あいつは庶民、私達はお嬢様。生まれたときから環境が違うの。このままだとさく、庶民の匂いがうつっておかしくなるよ。
遠藤:うん………
田村:だから、離れたほうがいいって、私達は言ってるの
早川:このまま関わっとたら、絶対いいことないでわかったなら離れるやで
賀喜:わかったさく
遠藤:わかった
少し暗い表情をしていた。
田村:心配しないで、私達であいつのことちょっとお仕置きしといてあげるから
遠藤:お仕置き?
早川:まぁ気にせんでもいいから、ウチラにまかせとき
3人は空き教室をでる
遠藤:(〇〇大丈夫かな)
理事長室
珠子:はい〇〇、お弁当
〇〇:お!ありがとう
珠子:ごめんね〇〇。学食の無料券渡したかったけど、まだ〇〇のことよく思ってない人が多くてもらえなかった。
〇〇:いいよいいよ。俺は飯さえ食えればいいから、
珠子:それと、さくらちゃんの件ありがとう
〇〇:俺は何もしてないぞ。親と話せぇみたいなことしか言ってないから
珠子:それもそうだけど不良の件も
〇〇:え?あ、あいつか、たいしたことなかったよ
珠子:うちの子達は不良の子に絡まれることはないから、うちとしては結構大事なのよ
〇〇:てか、よく知ってるね
珠子:私の情報網を甘く見ないで
〇〇:こえーーー。じゃ俺は行くわ
珠子:はーーーい
屋上
飯を食べ終わり寝っ転がる
〇〇:がぁ〜〜〜〜〜ぐぅ〜〜〜〜がぁ〜〜〜〜〜
遠藤:あ!いた
〇〇:がぁ〜〜〜〜〜ぐぅ〜〜〜〜
遠藤:〇〇起きて
〇〇:うん?何ださくら
遠藤:えっとその………大丈夫なのあれ
〇〇:何が?
遠藤:あんなこと書かれて大丈夫なの。いじめじゃん
〇〇:別に文句あるなら直接来いって話だし第一に俺があんなのでへこむとでも思ってるのかって言う話
遠藤:確かに
〇〇:だから、心配するな。
遠藤:わかった。
翌日
〇〇はいつも通り学校に来て
玄関の靴入れを開こうとすると
〇〇:痛っあーーーーー
〇〇:画鋲なんでこんなとこにあるんだよったくよ
。
そして、教室につくと
〇〇:あれ?どこだ
〇〇:俺の机と椅子知ってるやついる?
クラス:シーーーン
秋元、齋藤、生田:………………
生田:〇〇うるさい。机がないのはあんたの責任
〇〇:すみません。
休み時間
〇〇:なんか今日おかしいな
階段を下っていると
〇〇:ドワーーーー
〇〇は突き落とされた。
〇〇:痛っあ!!!誰だ
そこには誰にもいなかった
〇〇:ったく。念のため保健室行くか
to be continued
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