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【Mリーグドラフト】選ばれなかった選手にも次のチャンスはあるのか?

*ドラフト終了までは無料公開にします。

 Mリーグ2022-23シーズンに向けたドラフト会議のYOUTUBE放送がついに明日に迫ってまいりました。この記事ではドラフトに選ばれる選手を予想するのではなく(それは別の記事で書きました)、有力候補として名前が挙がっている選手がもし今年選ばれなかった場合、来年以降はチャンスがあるのか?あるとしたらそれは何年後?ということに焦点を置いてを考えてみたいと思います。

そもそも次期シーズンの有力候補選手とは?

 私の主観も入っていますが、近代麻雀麻雀プロを対象として実施したアンケートやTwitterの意見、監督のコメントなどから下記のプロが候補として考えられるのではないかと思っています。

◆ほとんど当確
 ・渋川難波プロ(現雀王、Mリーグ公式実況、タイトルホルダー頂上決戦優勝、YOUTUBE登録者4万人、天鳳最高段位十段) 

◆次点でかなり有力とされている
 ・鈴木優プロ (現最高位)

◆そのほかの有力候補
 ・仲林圭プロ
 ・醍醐大プロ
 ・荒正義プロ(沢崎さんに代わるレジェンド枠)
 ・山脇千文美プロ(*私の主観によるアッパーあり)

◆有力ながら今期は難しいのではないか
 ・河野直也プロ
 ・茨城啓太プロ
 ・水口美香プロ
 ・金太賢プロ
 ・菅原千瑛プロ
 ・小宮悠プロ
 ・仲田加南プロ
 ・宮内こずえプロ
 ・中田花奈プロ

 大体このあたりの選手ではないかと思っています。
 もっと細かい私のドラフト選出選手予想はこちらに書いていますので、ご興味があればぜひご覧ください。 https://note.com/cute_mango814/n/ne6135b65fd0e


今期しかチャンスがなさそうなプロ


 まずこれにどのような選手が該当するか考えてみましょう。これは「来期以降だと旬が過ぎるプロ」「パイレーツ、サクラナイツから選ばれやすい傾向にあるプロ」の2つの理由が考えられるのではないかと思います。

 前者に該当するのは「現○○位」を持っている人全員に該当し、その称号のブランド力がやや低下します。しかしそれによって来期以降だと今よりも選ばれる可能性が著しく低下するようなプロはいないのではないかと思います。

 一方後者について、パイレーツは天鳳の段位や天鳳名人戦での成績を考慮する傾向が特徴的でした。今回契約終了した朝倉選手は天鳳位、石橋選手とともに天鳳名人戦に参加していました。サクラナイツは今回沢崎さんの代わりの選手補充となるため、年配のベテラン選手を採用される可能性があります。これらの条件にピンポイントでマッチしているような選手は、今回のドラフトを逃すと来期以降選ばれるのはなかなか厳しいかもしれません。

 具体的には天鳳位であることとイケメンがウリの茨城さんは今期のパイレーツドラフトを逃すと今後はなかなか厳しいように思います。早くても2年後のパイレーツドラフトでしょうか。(まあでも獲得タイトルなど総合的に考えるとどのみち今回は厳しそうですので、2-3年後を見据えて準備しているのがいいように思いました。)

 また、水口さんも指名されるとしたらパイレーツ(かドリブンズ)という感じがしますが、今回木下さんの意向では女性選手は考えていないとのことですので、今後Mリーガーになるのはかなり難しいように思います。水口さんの場合はMリーグの参加チームが増加するのを待つ方が早いように思います。その初回に指名される可能性の方がまだ高いように思います。

 荒さんみたいな沢崎さんの代わりとして有力視されているベテラン枠のプロも、今回サクラナイツから選ばれなかったら次回はいつチャンスがあるか分からないように思います。Mリーグ自体が若返りを目指す傾向と言いますか、選手の平均年齢が下がっている傾向にありますので。

来年のドラフトでチャンスがある選手


 来期以降で指名される可能性があるならば、今期指名されなかったとしても落ち込むことはありません。
 来期の成績次第で選手変更が余儀なくされるチームは、風林火山、ドリブンズ、雷電の3チームです。この3チームから選ばれる可能性がある選手を考えてみると、

<風林火山、雷電>
 松ヶ瀬さん以外は連盟で固めているので、連盟の有望選手が選ばれる可能性が高いです。風林火山は若手~中堅で人気も考慮した選手、雷電の方がやや年配で実力をかなり重視して選出するのではないかと思われます。

 私は雷電には仲田さんが実力も経歴も雀風も合っているように思います。風林火山は誰と契約終了するかにもよるし、ばっちり合う人は思いつきませんが、オーディション形式をとらないのであればとりあえず連盟プロはチャンスがあると思います。 このように、今期は名前が挙がっていなくても実は来期以降の方が選ばれる可能性がありそうな選手もいると思います。

<ドリブンズ>
 ドリブンズがドラフトを行う場合、2通りの可能性があると思います。
1つはおじさんズの中から誰かを契約終了とする場合。この場合は過去にタイトルを獲得しているベテランや勉強会に参加しているプロなどの中から、本当に強くて勝てそうな人を指名すると思いますので、醍醐さんや仲林さんが選ばれる可能性はあるように思います。
 しかしもう一つの可能性、それは丸山さんと契約終了し、あらたに10試合程度しか出場できなくても文句言わない女流プロを選出する場合です。この場合は…正直あまり考えたくないですね。実際こうなったらブーイングの嵐になると思いますし。別の記事で書こうと思っていますが、来期もドリブンズがファイナルに行けずに敗退し、この選択をするくらいだったら、…もうドリブンズ=博報堂さんはMリーグを降りた方がいいんじゃないかと思います。他のもっと麻雀業界の盛り上げにやる気がある企業に代わってもらった方がいいと思います。

再来年以降のドラフト


 今期ファイナルに進出したサクラナイツ以外の3チームについて、現実的にドラフトが発生しそうかどうか、発生した場合にどんな選手を獲得しそうか?について考えてみます。
 ・渋谷Abemas
 4年間の成績から考えると、Abemasが選手変更義務にかかる可能性はかなり低いと思われます。

 ・セガサミー、麻雀格闘倶楽部
 この2チームは来期以降の成績が振るわなくて2年後にドラフトを実施する可能性は全然考えられると思います。(これまでのファイナル通過率はどちらのチームも50%です。)セガサミーは誰を契約終了とするのかは結構難しいですね。現選手の傾向から選ばれる選手側を考察すると、人気が出そうな女流選手か、近藤さんの代わりであればベテランの選手。団体としては最高位戦か連盟から選ばれる可能性が高いと考えられます。
 麻雀格闘倶楽部はもちろん連盟から選びますので、両方のチームにも可能性があるのが山脇さんや菅原さんとその他連盟で実績を挙げたプロではないかと。セガサミーはもしも近藤さんと交代であれば醍醐さんとかほんの少し河野さんにもチャンスがあるのかなと思います。
 また、格闘倶楽部は高宮さんと契約終了する可能性もあるのかな…?とも思っています。理由は言わずもがな雀力が厳しいです。優勝を目指すのであれば継続契約するのはちょっと難しくなってきそうで、成績も伴っていません。それ以外の理由として、マルチに活躍されているプロなので他の仕事とのバランスも考えて退くという可能性も0ではないのかなと思っています。


実は結構キツイのは非連盟の女流プロ


 水口さんについて書いたように、今のMリーグだと実は「非連盟の女流プロ」がドラフトで選ばれるのはかなり狭き門だと思っています。
 まず非連盟プロで構成されているのがパイレーツとドリブンズの2チーム、混合で構成されているのがサクラナイツ、アベマズ、風林火山、フェニックスの3チームです。
 パイレーツに関しては瑞原さんが絶対的人気があるので契約終了になる可能性は今後も低く、かつ木下監督は今回のドラフトで女流プロの選出を考えていないと明確に述べていましたので、再来年以降も女性2人体制にすることは考えにくいと思います。
 ドリブンズはおじさんズの代わりに女流を選ぶことはパイレーツ以上に考えにくく、丸山さんと変えるにしても、監督が変わらない限りは実力がある女流プロは選ばれないのではないかと思います。
 以上2チームに選ばれる可能性が低いことに加え、アベマズとサクラナイツはそもそも選手変更する機会も無いので、実質セガサミーの女流枠くらいしか可能性がありません。
 ですので水口プロもですが小宮悠プロも超有望なのにしばらく選ばれる可能性がなさそうという悲惨な状態になっていると思います。

 実は同じような仕組みで考えると「非連盟の男性プロ」も結構枠がないです。しかし今回のドラフトでは女流プロよりも選出される可能性が高く、またドリブンズの男性枠も一応あるので女流プロよりはいくらかマシです。


まとめると

 ・連盟のプロは来年以降も豊富にチャンスがある。
  (山脇プロ、菅原プロなど)
 ・ベテラン枠のプロは今期のサクラナイツ枠を逃すと厳しい。
  (荒プロなど)
 ・天鳳段位がウリのプロは今期を逃すと厳しい。
  (茨城プロ)
 ・アベマズとサクラナイツは選手変更自体が今後無さそう。
 ・非連盟の男性プロは今期を逃すと来年以降のドリブンズ、再来年以降のフェニックス(、パイレーツ)に実力枠で入る可能性を狙うしかない。
  (鈴木プロ、仲林プロ、河野プロ、醍醐プロ)
 ・非連盟の女流プロは今期も来期以降も超厳しい。特にベテラン。

 だいたいこういう感じでは無いかと思います。
 こんなこと言うとファンに怒られるかもしれませんが、毎年8チームが交互に敗退していると変化が全く起こらなくなってしまうので、2年連続敗退するチームがいる方がドラマが生まれますし、Mリーグの鮮度を保つためにも良いのかもしれません。(特に団体混合のチームで入れ替えがあった方が多くのプロにチャンスがあるのでいいかもしれませんね。)

 この記事も明日のドラフト放送を終えると途端に鮮度が無くなりますが、来年以降にあとから答え合わせが出来たらいいなと思って投稿しました。 
 
 あしたのドラフト、私の予想ではパイレーツ:渋川さん、サクラナイツ:山脇さん、パイレーツ:鈴木優さんです。
 仲林さんは推しですが、まだだいぶ太っているので、来年への期待を込めて今年は選ばれない方がいいような気もしています。来年は雀王として、YOUTUBE登録者数も今の2000人よりもずっと増えていて、そして14kgくらい痩せて、満を持して選ばれてほしいと思います。(といっても上記のように枠があるのか問題はありますが。)
 ドラフトの結果を受けてまた記事を書いたりTwitterで発信したりすると思いますので、引き続きよろしくお願いします。





番外 渋てむが選ばれなかった場合

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