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アメトーーク「Mリーグ大好き芸人」はどうだったか?と今後の課題

 1月12日放送のアメトーーク「Mリーグ大好き芸人」にてMリーグが地上波で紹介されました。まだ観ていないという方は見逃し配信が残っているうちに↓で観ておきましょうね。

 特に賛否両論だったりするような内容ではなく、観た人のほとんどが納得できる内容だったんじゃないかと思います。Mリーグのことはおろか麻雀すら全く知らない視聴者もいるのでもちろんそんなにマニアックな話はできないわけで、本当に入り口になるような要素しか番組の魅力を伝えられなかったのですが、端的にまとまったプレゼンをしていくれていたなと思いました。
 (強いて言うと芸人さん側はもっと選別されてもよかったように思います。あと陣内さんの「麻雀は知ってるけどMリーグは知らない人」の立ち位置が機能していて、陣内上手いな~と思って観ていました。)

 ですので私から何か辛口に言うべきことは特にありません。所感と放送後に感じられた課題についてを書いていこうと思います。

紹介された選手や場面について

日吉さん

 まず本放送の形式として、短い時間の中で登場人物をそこまで広げないで、分かりやすく魅力が伝わりそうな選手数名に焦点を置いていたように見受けられます。そのなかでも日吉さんは、ある意味選手よりも注目されていたように思いますが、私はこれはとても良かったと思います。
 何度もnoteに書いていますが、日吉さん(と土田さん)の実況が面白くて、麻雀のルール分からないけど見始めたらMリーグにハマったという人は本当に一定数いるんですよ。麻雀知らない人にとっても興味を持つきっかけになり得るわけですから、日吉さんの紹介にかなりの時間を割いたのは私は正解だと思いました。
 ちょっと思ったのは、日吉さんは結構土田さんとセット売りなイメージがありました。日吉さんが土田さんに小馬鹿にされているコントみたいな実況解説のシーンも紹介されると思っていたらそれはありませんでした。もはや完全に単独で完全でも魅力的な実況になってしまわれたのですね。


紹介してほしかった名場面


 そのほか紹介されていた選手と場面は、
・黒沢さん四暗刻和了、内川さん西放銃
 (いつものやつ)
・寿人さん沈黙の128秒
・丸山さんデビュー戦の倍満
・2021最終決戦の骨折した堀さん
・岡田さん国士13面待ち、涙のインタビュー
・多井さんの顔芸

 このあたりが特に注目されて取り上げられていました。これら場面の選抜には、ほとんど見たことがない視聴者へのわかりやすさなどいろいろな側面を考慮して選ばれたのだろうなと思いました。にしても風林火山とパイレーツは空気だったなとは思いましたが…。

 そしてTwitter上でもツイートした、私が「ここも入れてほしかった」と思ったシーン第一位がこちら。

 沢崎さんが現役のMリーガーではないことを配慮されたのかなと推察しますが(というかそれ以外に選出しない理由が分からない)、このシーンを紹介してもらえると麻雀以外のドラマ性の部分や、部門賞やシーズン生き残りが掛かった場面の緊張感など、Mリーグの重要な要素が伝わったんじゃないかなと思いました。


 それ以外の個人的に紹介して欲しかったシーンは、

・2018開幕初戦、戦慄の園田デビュー
・2019最終決戦の小林VS魚谷(發の行方)
・伊達さんの四暗刻聴牌からの降り→翌年開幕戦で和了
・黒沢さんの11万点トップと渋ラスからの連投トップ
・番組で起きた放送事故集 錯チーと誤ポンとアミバ
・インタビュー名場面集
 ①石橋さんの涙のインタビュー
 ②暗闇に消える村上さん
 ③瑞原さんの「大好き」
 ④バレンタインデートップ集
  (松ヶ瀬さん含む)
 ⑤瀬戸熊さんのテーピング
  「ふわっと打たない」

・園田さんの不運「何なん?」集
 ①尋常じゃない捲られ回数
 ②5年で裏3和了0回裏3放銃5回
 ③勝又ツモ切りリーチに放銃→顔
 ④ハイテイラス牌で放銃
 ⑤絶妙な赤5pツモによる24000放銃 
 ほか多数


 などなど。後半はネタですが。他にもたくさんあるのですが、これらは麻雀のルールも選手も全く知らない視聴者に端的に番組の魅力を伝えられるものかと言えばそうではないことが分かるものばかりなのでしゃあなしですね。第二弾に期待。

番組後の反響

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