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詩 星の夜に

人々の想いは
日暮れの街に
一つ又ひとつと灯りだす
やがて幾億の星の瞬きの下に
肩を寄せ合う
あたたかな暮し

灯りは やがて
一日の終わりの
わずかなしあわせを惜しむように
一つ又ひとつと消えてゆく

そうして 
私は子守唄を歌おう
あなたの側で歌った子守唄を
夜の星のように

─ 林 花埜 ─

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