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つぶやき俳句

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俳諧の面白味に挑戦しょうと思い詠んでみました。
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2024年6月の記事一覧

令和六年六月六日 《つぶやき俳句》

 3日前に購入した胡瓜の苗に、もう実が付いていた。和毛(にこげ)に、覆われ毛虫のようです。

 連歌風

  暗き世もきゅうりの花の黄色あり

     一つの実なる6月6日

     ─ 林 花埜 ─

令和六年六月一日 《つぶやき俳句》

 月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人なり。
 中学でこの序文に出会ってから、長い旅をしている気がします。
 今、梅雨の季節が巡り、いにしえの旅人を想うのです。

  紫陽花の玉のしずくやみをつくし

    
      ─ 林 花埜 ─