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過去の自分はやばい奴
その日、私は友達と自分の本棚を荒らしていました。
小さい頃から読んでいた本が、ずらり並んでいた本棚でした。
小学校からの本を読み返し、こんなのもあったんだよねと、笑いながらページをめくっていました。
その中で、友達は自分のお絵描きノートを発見しました。
ーーこの絵、何を表したかったんだ?
ーー私に聞かれてもなあ…
ーーうわ、なんだこれ!
ーー当時の君に、その心は、とか聞いてみたいな…
ーーそれはそう。否定できない。
とか、他愛もない話をしながらテキトーに見ていくと、
友達は固まってしまいました。
ーー………
どうしたんだろうと開いたままのページを覗き込むと、
![](https://assets.st-note.com/img/1711444866332-8fyrK1SejO.jpg?width=1200)
二人の間で、しばらくの沈黙が続きました。
長い間の後、友達が一言、
君、小さい頃から厨二病だったんだね?
「ぐうの声も出ない」という諺は、こういう事を指すのだと、
このとき初めて実感しました。
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