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過去の自分はやばい奴

その日、私は友達と自分の本棚を荒らしていました。
小さい頃から読んでいた本が、ずらり並んでいた本棚でした。
小学校からの本を読み返し、こんなのもあったんだよねと、笑いながらページをめくっていました。

その中で、友達は自分のお絵描きノートを発見しました。

ーーこの絵、何を表したかったんだ?
ーー私に聞かれてもなあ…

ーーうわ、なんだこれ!
ーー当時の君に、その心は、とか聞いてみたいな…
ーーそれはそう。否定できない。

とか、他愛もない話をしながらテキトーに見ていくと、
友達は固まってしまいました。

ーー………

どうしたんだろうと開いたままのページを覗き込むと、


描かれた絵です


二人の間で、しばらくの沈黙が続きました。


長い間の後、友達が一言、


君、小さい頃から厨二病だったんだね?


「ぐうの声も出ない」という諺は、こういう事を指すのだと、
このとき初めて実感しました。


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