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生命保険について考える

生命保険といえば、こんな思い出があります。
あれは、まだ私がピカピカの社会人1年生だったころ。
生保レディのお姉さんが職場にやってきて、保険の営業をしていました。
新人は順番に呼ばれて、保険の勧誘を受けるわけです。

そのときに、生命保険を勧められました。
私はまだ、結婚してませんでした。
素朴な疑問が湧きます。

「だれのために生命保険に入るのですか?」
お姉さん
「ご両親ですよ」

「どうして親を受取人にするのですか?」
お姉さん
「ご両親は喜ばれると思いますよ」

「うちの親は自分が死んでお金をもらって、喜ぶような人ではありません(怒)」

記憶が怪しいですが、こんなやり取りをした覚えがあります。

そもそも生命保険は何のために入るのでしょう?
①残された家族の生活を守るため。
②残された子どもの教育費用を確保するため
③贈与税対策(多額の資産があるとき、遺族が贈与税を現金で払えない場合があるので、それを支払うための生命保険)
などが考えられます。

どれも独り身の私には必要ありません。
生命保険も前回の医療保険と同じで、家族がいても、お金が確保できていれば入らなくても良いと思います。
確保できていなければ入る必要があります。
どれくらいの金額が必要かは、その人のライフスタイルや家族構成によって変わってきます。
具体的にどれくらい必要かを計算することが大切です。

例えば、年間の生活費が400万円かかっていたとします。
子どもが2人だと、大学の費用だけは確保しておこうと考えたとして、
教育費をざっと1人1000万円、2人で2000万円。
(公立・私立、文系・理系 等で金額の幅はありますが)
この時、
共働きだと、片方が死んでも、もう一人の稼ぎだけで日々の生活費は稼いでいけます。
じゃあ、教育費だけはしっかり確保しておこう。
となったら、2000万円分の掛け捨てに入る感じです。

もし3000万円の貯金があれば、
「保険に入らなくてもなんとかなりそうだけど、1000万円分だけ入ろうかな?」
になると思います。

共働きでなければ、死別をきっかけに働き始めることになりますが、パートや非正規で年間200万しか稼げなさそうだったとします。
その場合、「年間100万円くらい生活費がプラスで必要だな」と考えれば、
子どもが独り立ちするのに15年としたら
100万円×15年=1500万円で、余分に1500万円金額を足して3500万円必要になります。
じゃあ、3000万円~4000万円あれば足りるかな?

こんな感じで、ざっくりでいいので計算してみるといいのではないでしょうか?
本当に人それぞれなので、
保険屋さんの「みなさんこれくらい入ってますよ~」という営業トークに騙されないようにしましょう。
おそらく、必要金額の1.5倍くらいの金額で勧誘されていると思います。
繰り返しになりますが、計算、大事です。

ちなみに、ネット保険なら3000万円の保障で月額3000円くらいです。

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