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若者よ、陰や陽を超えていけ!

中学生の娘が「陰キャだの陽キャだのと差別して不当な扱いをしてくる同級生が、男女関係なくいる」と言います。

昔もいましたよ。
明るいだの暗いだのって言ってくる輩がね。まだ陰キャだの陽キャだのって言葉がない頃。

私自身は、今で言う《バリバリの陰キャ》ってやつで、娘の年の頃はそう扱われるのは嫌でしたね。でも当時なんとかなったのは、陰キャなりのプライドがあって、それをどんな立場の同級生に対しても曲げなかったからかも。また、クラスカーストとかいうのも、あまり互いが気にしないクラス作りを担任の先生がしてくれていたからかもしれません。

さて、娘は自分は陽だと言っていますが、
我が家には陽とか陰とか関係ない場所で生きている人がいます。

夫と息子です。

夫はどこからどう見ても、誰から見ても、バリバリの陽なので、私とは陰陽☯みたいな関係だと思っていますが、本人はあまりそれを考えたことがないようです。「生きていた時期によって、立ち位置がその時々で変わったからね〜」と言っていました。流動的だったということでしょう。

息子は、なんかまだ小学1年生でよくわかんないですが、どうやらマイワールドが確立されているようです。

テントウムシ採集など、好きなことには一人で突き進む一方で、突然にゃんこ大戦争をプレイしている知らない上級生のなかに入っていって、そのゲーム機を借りて一緒に遊ぶというかなり難易度の高い行動を起こしたりします。

私は陽だもん!
と言っていた娘も、流石に舌を巻いていました。もう陽とか陰とか関係ない次元にいる人間が一番凄いのでは…?!と思ったのかな。

私の周りにも、なんだかもう次元のわからない人がいますが、そういう人がなんだかんだで一番カッコイイんです。仲良くなりたいタイプです。

若いうちは、
明るいキャラでいたいとか、
クラスのなかで最前線の人物でいたいとか、
カーストの上でいたいとか、
まあ思うんですよね。

それを、その時期をとっくのとーちゃんにこえた年寄りが否定するのはナンセンスなのでしょう。誰もが経験することですから。

娘は、小学校低学年の頃、友人を作るのに大変苦労した時期がありました。保育園が同じだった子が周りに一人もいなかったのです。そのため小学校入学時、かわいそうなことをしたな…と思ったものです。

ただ、中学校に入ってから本領発揮したと言いますか(我が家でおしゃクソ野郎の称号が与えられるほど)ギャグに特化した対話術を家庭内で学んだ?結果、日常会話についてだけは妙な頭の回転の早さを身に着けました。

恐らく、勉強には決して生かされないけれど、人間関係のスムーズな構築には困らないスキルを身に着けたといえます。

娘の進路先には、レベルは高くなくても面白そうなことをカリキュラムに取り入れている学校を勧めています。部活動も、なんやおもろそうな雰囲気なところを伝えています。

きっと、娘は学生時代、勉強には苦労するけれど、大人になったらそれこそ自分のスキルを存分に発揮できるようになると思います。

それを早々に見抜いてくれたエスくん。
彼は成績優秀なので確実に娘と進路は分かれますが。

この先どんな形の関係になろうとも、どうぞひとつよろしくお願い致しますね。と思う、既に青春時代が昔話になってしまった私であります。

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