見出し画像

ムサカリ絵馬

ムサカリ絵馬とは、山形県村山地方に伝わる風習になります。
結婚出来ずして亡くなった方と花嫁を絵にした物をムサカリ絵馬といいます。
聞いた感じだと亡くなった方を思ってこういった風習があるのはとても良い事だなと思いますが、しかし、物事にはタブーというものがあります。

ムサカリ絵馬の禁忌とは、、、
新郎新婦を描く際に、相手は必ず創作しなければならないというもの
生きている人を描いてしまうと死者が連れていってしまうからだそうです。

昔先輩に聞いた話です。
その先輩は山形県に住んでいた頃があるそうです
その地区では、ムサカリ絵馬という風習があったそうです。
ある日先輩の友人が亡くなったそうで、絵として結婚をさせようと絵師に頼んだそうです。
ですが、その先輩の友人に婚約者が居た事もあり別の人の絵と結婚に抵抗があったそうで禁忌といえどもあくまで言い伝え、、
絵師にお願いをし、その婚約者を絵にしたそうです。
それから2週間が経った頃、、
友人のお母さんから電話がありました。
お母さん「もしもし、今いい?」
先輩「どうしたんですか?」
お母さん「昨日婚約者ちゃんが亡くなったの」
先輩「!!え??どうして??」
お母さん「一昨日迄は連絡を取り合っていて変わりはなかったんだけど、昨日の夜に婚約者ちゃんから連絡が来て」
婚約者「お母さん助けて下さい息子君が息子君が!!」
お母さん「って言って電話が切れたの、それから慌てて婚約者ちゃんの家に行ったら警察と救急車が来てて大変だったのよ」
先輩「で、死因は?」
お母さん「心筋梗塞だそうよ」
という内容でした。
もしかすると、その婚約者さんは先輩の友人があの世へ連れて行ったのかもしれませんね、、、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?