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障がい者をとりまく状況‼︎

私は就労系事業所の経験が長かったです。メンバーとしての経験談をお話しさせて頂きます。

①メンバーさん同士での競争が生まれにくい環境
②職員さんの指示に合わせて仕事が進むこと
③工賃が低くて自分から学習する機会が減ること
④同一労働同一工賃ですが安易に軽作業になり易いこと
⑤メンバーさんのスキル向上が難しいこと
⑥職員さんから管理されてしまうこと
⑦メンバーさんの自己実現が難しいこと

以上7つのポイントが挙げられます。

抽象的な言葉ですが、メンバーさん同士で競争が起こると事業所への貢献度の話や、売り上げにどれだけ貢献したか?当然、能力給にはならないで、原始共産主義の様に、売り上げの中から均等配分された工賃体系になります。

事業所は福祉なので、国や自治体などから補助金がでています。それの良し悪しではなく、就労系事業所は最近では民間の企業の参入も認められてはいますが、それは制度の建付けの問題です。

福祉が障がい者が市場原理に曝されていますが、その中でのメンバーさん同士の切磋琢磨は少ないのです。逆に互いに競い合うと一般の会社の様に、派閥ができたり、主義主張の違う仲間達との争いになります。実際に障がい者も、一般社会人も同じ原理で動いています。

工賃が低いのは国が最低賃金によらない労働を認めているから成り立っているのが、障がい者福祉の就労系事業所の実態だと思います。

工賃が低いままなので、自ら学ぶ機会、学校や研修会の参加率も低くて、障がい者の知見を広めることにはなりません。

学習意欲も少ない人も中にはいらっしゃいます。そのために安易に軽作業になりがちでもあります。

職員さんはメンバーさんの評価はして下さいますが、それが工賃にバックされる事は無いです。ただ、お客様の笑顔を頼りに期待に応える事になりがちです。

個別支援計画を立てるのですが、支援目標を決めて支援がなされる訳ですが、計画相談支援員の判断でセルフプラン自分で目標を立てて自己評価することがセルフプランです。

支援目標を立ててもそれは、自己実現につながる事も極まれかなぁと思います。絵にかいた餅は食えないのです。

支援目標を立てるのだから、計画相談支援員がメンバーさんのプライベートな事を文書にするので、セルフプランをオススメしたいです。

自己実現しにくい事は、工賃が低くて、出来る事が限られている事も関係があると思います。先ず、結婚は難しい、出産もハードルが高すぎます。納税者には成りにくいです。もともとの障がいから、自己肯定感や自己評価の低い方がいて自らの力で物事を解決したり、決定権を放棄する方もいらっしゃいます。周りの意見に同調しないと、弱者は生きて行けない場面を何回も経験して、その中の私も含まれていると思います。

最期まで読んで頂いてありがとうございます。

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