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ことばを使えない「無答」くん

日本語は滅びの危機が2度あった。
1つは明治維新。
諸外国に追いつけ、追い越せ!
流石に英語にはできないだろう
もう一つは1945年
危うくローマ字表記になるところだった

日本は頑張った!
ことばを奪うなんてあっという間だからね。

沖縄で「方言札」があった
方言を使ってしまったらこれを首からつり下げて、次に方言を使う子を探して次に渡すのだ。
今なら「私人逮捕系・方言警察」というところでしょうか。
「方言狩り」でことばを失ってしまうことから見ても「日本語札」でことばを失うことはことは十分ありうる。
「カタカナ喋ったら罰ゲーム」という遊びの延長でできてしまう。

日本語も日々進化している。
自分の感情を表そうと新しいことばが生まれている。言い古された言い方でない、今の気持ちを表したい、と日々どこかで作られていく。

「彼氏」だとその辺にいる彼氏と変わらないし、元彼とも違うから「かれ」とイントネーションを変えた子がいる。誰か知らんが素敵なことだ。だが、みんなが使い出すとその特別感がうすくなる。最近「彼ぴ」というらしい。だが、これも巷に溢れてきている。陳腐な「彼氏」でなく、「私だけの特別な彼氏」でいてほしいという感情から次の言葉もいずれ出てくるだろう。

こうしてことばが変化するから古い表現や生活感のなくなってきたことばが廃れていくのだろう。

大阪府でいうと「船場ことば」は上品なことばだったが、取ってつけたような古めかしいことばで、なかなか使われなくなってきた。

数学も旬なことばや素材・教材もあるし、「言い換え」を探さなあかん。
しかし、新しいことばだと知らなかったり、浸透してなかったりする。

「一生」は有限「数」は無限
「テキトー」はデタラメ、無責任なときに使うが、数学では、「ふさわしい、条件に合ってる、あてはまる」という限定的な使い方は現在です。

「まっすぐ手を上げて」
①重力に逆らった方向でいちばん手の届く高いところにのばす。
②肘などの関節を曲げなかったら前の席の子の肩に向かって伸ばす。

「直線を一本引いて…」という問題で
「斜めにひいたらできるかなと思ったけど、まっすぐって書いてたから候補から外した」
説明してくれた。
授業は「無答」くんと喋ってくれるから助かるけど、テストの「無答」くんには困ります。
「微答」くんと「誤答」くんはどこで躓いているのか予想ができるので、だいすきです。ついつい贔屓してしまいます。

「無答」くんも「微答」くんも「誤答」くんも
今の学習している課題よりも違うところでのたうち回っていることが多いので
「今日の中学校2年の課題はクリアしたのに、1年生のこれを忘れてる」
とか
「中学校の内容は正しく処理できるのに小学校の内容が足引っ張ってるね」
と、今日の内容はコンプリートしてることは教えてあげたい!!

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