単位と助数詞⑵

長さ測り器
ものさしと定規は違います。
ものさし...長さを測る道具
定規...線を引く道具
拡張して考えると
・ものさしを準備しなさい。
と言われたから、巻き取り式のメジャーを持ってきた…〇
・定規を用意しなさい。
と言われたので、雲形定規を持ってきた…〇
ということになるが、使い所を考えるなければなんでも良いとは言えない。
余談
テキトーと適当
適当な道具をよういしなさい。
というのに奇を衒ってテキトーに黒板で使うような定規を用意した。
適当…ふさわしければなんでも良い
テキトー…なんでもよい。ちゃらんぽらん
余談終

重さ測り器(空間図形)
体重計やはかり

角度測り器(平面図形)
分度器

では、面積測り器、体積測り器は?
面積は方眼の中に敷き詰めると分かるが、可逆性のあるもので、切ったり張ったりして構わない時に限る
体積も液体状にして軽量カップに流し込むと履かれる。ミキサーの中に入れてガーッと砕く。もしくは坩堝に入れてドロドロにする。
めんどくさいので、長さから計算できるようにしましょうよ。
面積は m^2
体積は m^3
「単位が計算の方法を教えてくれてるからね」
と言うと生徒ビックリ!
そんなん教えていいの?
「単位はあなたをたすけてくれるのですよ、大切にしてくださいね」

理科でやった「密度」g/cm^3
このまま g ÷ cm^3
とうと、「そうだったのか」と元気になる。
ガソリンスタンドにある「150円/1L」は1L当たり150えんだからね。
円/L × L
Lか約分されて「円」すなわちガソリン代が出ます。
ということでその辺の成分表などを調べる。120kcal/250mL
とか書いてある。
そして別の欄に400mL入り
という表示で、1本当たりのカロリでないことを知る。
bpmの意味も読んでみる。
percentの意味も考える。
「だからパーセントには単位がないんだ」
と素晴らしい発言があった。
「パーセントは単位とは言わないね。割合ですね」
2.5mg/100gと書いてあるのに全体の量が200mLと書いてあるのもある。
「う〜ん大人の都合ってやつだね」

温度差も「セルシウス」さんが考えた基準と刻み方で決めた「摂氏℃」がある。
ほとんど同時代に「ファーレンハイト」さんが考えた基準と刻み方で「華氏°F」がある。
「36度です。あ、ファーレンハイト方式でね」
ということで「36°F」と書きます。
このことを知ると「℃」か「C°」か迷わなくなるね。

余談2
実は、単位は昭和の頃「日本の寸、尺、匁、貫を使ってはいけません」という法律ができてcm、L、g を使わなければならない暗黒の時代がありました。全世界で揃っている方が貿易しやすいでしょう、という方針です。
この「単位は皆同じのを使いなさい」はキングダムでお馴染み(?)の秦の始皇帝が言い出しっぺのひとりです。
余談終

重さと長さは足せないけど、掛ける(割る)ってどういうこと?
当たり量が揃えば、足してもいい場合があります。
それが通分。

この辺からなぜ足し算と掛け算では掛け算が先なの?
の疑問に対するヒントが出てきます。

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