少子化のなぜ
①戦後すぐ出生数が多いのは、男性が家庭に戻ってきたこと、平和な時代が訪れたことによるベビーブーム
②その後急激に減ったのは、優生保護法改正で経済的理由による中絶が認められた。
また、人口が増えすぎることを懸念し、避妊知識を広めるなど、少子化を推進したから。
さらに、衛生状態と医療の進化で乳児死亡率が下がり、多くの子どもを産む必要がなくなったこと、農家から都会に人が移り、人手が必要でなくなった。
③1966年だけ出生数が低いのは丙午(ひのえうま)生まれの女性は男性を食い殺すという迷信から。次の丙午は2026年。
④1971〜1974年に出生数が多いのは、団塊の世代が20代前半となり子供を産み始めたから。(第2次ベビーブーム)ちなみにこのでは、合計特殊出生率が高くなった訳ではなく、親の人数が増えたからという点に注目。
⑤1970年代半ば以降出生数がまた減ったのは、親世代の人数が少ないことから。合計特殊出生率は微減であるが。
⑥ここ15年くらい出生数も合計特殊出生率も横ばいなのは、団塊ジュニア世代が25歳ではなく、35歳くらいまで駆け込み出産を続けているから。団塊ジュニア世代のベビーブームの山はなく、グラフを横ばいにしている。