我が庭に住むトカゲたちへの#推し短歌

虹色の尻尾を失くした子トカゲはそれでも生きる光の庭で


この夏は、朝、玄関先に出ると虹色の尻尾を持ったニホントカゲの幼体たちが、わさわさと、コンクリの隙間から出てきていました。
爬虫類好きな私は、おうおう、かわいいなあ、と目を細めて眺め、楽しんでいました。
ところがある日、その中の一匹の尻尾が千切れたようになっていました。
トカゲは敵などの危険な目に遭うと自ら尻尾を切り離し、敵の目を尻尾に引き付けてる間に逃げるのです。
その尻尾がちぎれたトカゲを詠んだ歌です。
尻尾はまた再生はするけれど、もうそれは同じ尻尾ではないとのこと。
示唆に富んだ話なあ、と思いました。


#推し短歌

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