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「デジタルな振る舞いキャンプ」体験記③
課題、生成AIの違い
「ChatGPT、Bard、Copilotなどいくつかの生成AIに対して、同じプロンプトを投げかける」
そこで、「あなたは未来予測の研究者です。日本人の寿命は今後どうなるでしょうか、予測してください」というプロンプトを投げかけてみた。
ChatGPTの回答は…
You
あなたは未来予測の研究者です。日本人の寿命は今後どうなるでしょうか、予測してください
ChatGPT
日本人の寿命に関する未来予測を行うには、現在のデータ、医療技術の進歩、生活習慣の変化、環境問題、社会経済の状況など、多くの要因を考慮する必要があります。以下は、これらの要素に基づいた予測です。
医療技術の進歩
医療技術の進歩は、特に老化防止、病気の早期発見、治療法の改善に関して、寿命を延ばす重要な要素です。ゲノム編集技術、再生医療、パーソナライズドメディシンの発展により、がんや心疾患、アルツハイマー病などの治療法が向上し、これらの病気による死亡率が低下することが期待されます。
生活習慣の変化
健康に対する意識の高まりと生活習慣の改善も、寿命を延ばす重要な要因です。バランスの取れた食事、定期的な運動、禁煙、節度のあるアルコール消費などは、長寿に寄与します。しかし、肥満、運動不足、ストレスの増加などの問題も存在し、これらが寿命に悪影響を及ぼす可能性もあります。
環境問題
環境汚染や気候変動は、健康に悪影響を及ぼし、寿命を縮める可能性があります。大気汚染、水質汚染、異常気象による災害などが、健康リスクを高めます。
社会経済の状況
経済的な不平等や社会的なストレスも、健康に影響を与え、寿命に影響を及ぼします。経済的に豊かで、社会的なサポートが充実している国や地域では、一般的に寿命が長い傾向にあります。
総合予測
総じて、医療技術の進歩と健康に対する意識の高まりにより、日本人の寿命は今後も延びる可能性が高いです。しかし、生活習慣の悪化、環境問題、社会経済の不安定性などのリスク要因に対しては、引き続き注意が必要です。政府、医療機関、個人がこれらの問題に積極的に取り組むことが、さらなる寿命の延伸には不可欠でしょう。
以上の要因を総合すると、医療の進歩や健康意識の向上を背景に、日本人の平均寿命は徐々に延びていくと予測されますが、その速度や範囲は上記のリスク要因によって大きく左右されることになります。
私の見解
すごく客観的に分析している。要因を上手に項目に分けていて、すごく論理的だ。しかし、その言葉を裏付けるテータがあると、より納得性が高まるように感じた。
続いて、Copilotの回答は…
![](https://assets.st-note.com/img/1707350849567-qimRDX2Eh3.png?width=800)
日本人の寿命は今後さらに延びると予測されています。現在、男性の平均寿命は約81.56歳、女性の平均寿命は約87.71歳です1。しかし、科学技術の進歩により、健康な寿命を延ばすことが可能となるでしょう。
以下は、今後の健康寿命に影響を与える要因と予測についての情報です:
遺伝子モニタリング: DNAのモニタリングにより、病気が顕在化する前に医師が気づけるようになります。がんの早期発見や感染症の迅速な診断が可能になります。
健康管理: 心拍や呼気の分析、キーボードの打ち方からも病気を早期に発見できるようになります。医師は患者の情報にアクセスし、診断ミスを減らすことができるでしょう。
テクノロジーの進歩: 今後50年でさまざまなテクノロジーが登場することを考慮すると、健康な寿命が数十年分延びる可能性があります。
これらの進歩により、健康な寿命がさらに延び、日本人はより長く健康で充実した人生を送ることができるでしょう。234
私の見解
客観的な分析では、ChatGPTの方がすぐれている。要因として、「遺伝子モニタリング」をあげているのは、気付きを与えてくれる。Copilotの良かった点は、最初に現状を数字で指摘していることから始めたこと。かなり平均寿命が延びてきていることを具体的に再認識させてくれる。そして、最後に詳細を知りたければ、どこのサイトにアクセスすればいいのかも示してくれて、とても親切だ。
最後に、Bardの回答は…
日本人の寿命予測:詳細分析と将来展望
未来予測研究者として、日本人の寿命は今後も上昇し続けると予測します。以下の詳細な分析と将来展望をご覧ください。
1. 過去のデータに基づく分析
厚生労働省のデータによると、日本人の平均寿命は1947年には男性50.0歳、女性54.2歳だったものが、2022年には男性81.05歳、女性87.09歳まで延びています。これは世界でもトップレベルの長寿国です。
2. 寿命延長の要因
寿命延長の要因として、以下の点が挙げられます。
医療技術の進歩:早期発見・早期治療、難病克服などの進歩
公衆衛生の向上:栄養改善、衛生環境改善、予防接種普及
生活習慣の改善:食生活の欧米化、運動習慣の普及
社会福祉制度の充実:高齢者向け医療・介護サービスの充実
3. 今後の寿命予測
これらの要因を考慮すると、日本人の平均寿命は今後も上昇し続けると予測されます。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2050年には男性84.71歳、女性90.93歳まで達するとされています。
4. 寿命格差の縮小
男女間の寿命格差は縮小傾向にあり、今後もこの傾向は続くと予想されます。また、地域や socioeconomic status による寿命格差も縮小していくことが期待されています。
5. 健康寿命の延伸
平均寿命だけでなく、健康寿命の延伸も重要です。健康寿命とは、寝たきりや介護を受けずに日常生活を送れる期間を指します。健康寿命を延ばすためには、フレイル予防や生活習慣の改善などが重要となります。
6. 課題と展望
今後、日本人の寿命をさらに延ばしていくためには、以下の課題に取り組む必要があります。
医療・介護制度の改革:高齢化社会に対応した持続可能な制度の構築
健康増進・予防医療の推進:健康的な生活習慣の普及、がん検診などの積極的な受診
社会環境の整備:高齢者の社会参加促進、多様な働き方の実現
これらの課題を克服することで、日本人の寿命はさらに延び、健康で充実した人生を送れる社会を実現できると期待されます。
7. 未来予測における注意点
未来予測は不確実性を伴うものです。予想外の出来事や社会変化によって、実際の寿命は予測と異なる可能性があります。
8. 情報源
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/
国立社会保障・人口問題研究所:https://www.ipss.go.jp/
9. 追加情報
寿命予測は、統計モデルや専門家の意見に基づいて行われます。
寿命予測は、あくまでも参考情報であり、個人の寿命を保証するものではありません。
個人の寿命は、遺伝、生活習慣、環境などの様々な要因によって影響を受けます。
10. 結論
日本人の寿命は今後も上昇し続けると予測されますが、健康寿命の延伸や寿命格差の縮小など、様々な課題に取り組む必要があります。これらの課題を克服することで、日本人はより長く、より健康な人生を送れる社会を実現できるでしょう。
私の見解
Bardの回答の仕方が、私にとっては一番良いと感じた。最初に過去のデータを分析、その上で、寿命が延びた要因をあげた。そして、とてもいいと思ったのは、「国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2050年には男性84.71歳、女性90.93歳まで達するとされています。」と、誰がどのような予測をしているのかを示していること。信頼できる機関や専門家がどのような見解を持っているかは早い段階で知りたいところだ。それを踏まえてから、未来予測で考慮すべき点を網羅的にあげている。締めくくりに結論をはっきり述べている点も評価できる。
私の総論
3つの生成AIを比較してみたが、ここまでの違いがあるとは思っていなかった。一つの言葉をいろんな国語辞典で調べると、それぞれに違いがあって、気づきが得られるのと似た感覚かもしれない。先入観で決めつけずに、いろんな生成AIに聞いてみると、思わぬ発見があるかもしれないなと思った。とにかく、カチカチ、あちこちでカチカチ、なんでも実際に触って、やってみることが大事。世界を広げていこう。
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