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レーシックの流れ

予約から施術後までの流れ

説明会(無料の説明会を実施している医療施設もあります)

説明会では、レーシックの基礎知識はもちろん、医療機関の医療サービスに対する姿勢や、医師の考え方などを知ることができます。

1. 相談・検査予約

電話やインターネットで、相談および適応検査の予約をします。
適応検査前の一定期間はコンタクトレンズの使用を中止し、眼鏡に切り替えて頂きます。

2. 適応検査(手術数日前~数週間前)

手術を行う前に適応検査を行います。
これは、レーシックの手術の安全性を高めるための検査です。

3. 術前検査(手術当日)

手術前の再検査を行い、手術内容の確認をします。
※検査前・手術前の注意事項をご確認ください。
※事前に手術前検査を済ませている施設では、再検査がない場合があります。

4. 手術

点眼麻酔を行います。
手術時間は両眼で15分前後になります。

5. 安静(手術当日)

術後、目を閉じてフラップ(ふた)が安定するまで、しばらく安静に過ごします。

6. 診察(手術当日)

医師の診察を受けて、問題がないことを確認します。

7. 帰宅(手術当日)

視界がぼやけたりしますので、細心の注意を払って帰ります。

8. 定期検査(手術翌日、および定期的 ※医師の判断による)

定期的に経過観察をします。

適応検査の重要性

レーシックは、角膜を削って視力を矯正します。個人の目の状態や、目標視力、ご本人の希望などによっても左右されますので、眼科医に適応を判断してもらうことが重要です。

実施が禁忌とされるもの

活動性の外眼部炎症
円錐角膜
白内障(核性近視)
ぶどう膜炎や強膜炎に伴う活動性の内眼部炎症
重症の糖尿病や重症のアトピー性疾患など、創傷治癒に影響を与える可能性の高い全身性あるいは免疫不全疾患
妊娠中または授乳中の女性
自己免疫疾患、膠原病
自己免疫疾患、膠原病
イソトレチノイン、塩酸アミオダロン服用者

実施に慎重を要するもの

向精神薬(ブチロフェノン系向精神薬など)の服用者
緑内障
全身性の結合組織疾患
ドライアイ
角膜ヘルペスの既往
屈折矯正手術の既往
※屈折矯正手術のガイドラインより
上記項目に該当しない方でも受けられないことがあります。まずは眼科医にご相談ください。

適応検査項目

術前検査の測定値は、レーシック適応の診断やエキシマレーザーによる矯正量を決定しますので、正確な検査結果を得ることが重要です。
検査項目

(1)問診
正確な検査・診断をするうえで必要な質問をします。
(2)視力検査
裸眼視力と矯正視力を測定し、近視や乱視などの度数を検査します。

(3)屈折値検査
角膜の屈折力を計測します。

(4)角膜曲率半径計測
角膜のカーブを測定します。
※角膜のカーブが平坦すぎたり、急すぎる人の場合は、マイクロケラトームのフラップ作製時にトラブルが起こりやすくなりますので、手術が受けられないこともあります。

(5)細隙灯顕微鏡検査
角膜、結膜、水晶体など目の状態を調べます。

(6)角膜形状検査
角膜の形状・特徴を調べます。
※角膜の形状によっては手術が受けられないこともあります。

(7)角膜厚測定
角膜の厚みを測定します。
※角膜の厚さが薄い場合には、手術が受けられないこともあります。

(8)涙液検査
涙の量に異常がないか調べます。
※ドライアイが重症な人は、手術が受けられないこともあります。

(9)眼底検査
網膜や視神経の異常を調べます。
※網膜や視神経に異常があった場合には手術が受けられないこともあります。

(10)眼圧検査
緑内障がないか調べます。
※緑内障の人は手術が受けられないこともあります。

(11)瞳孔径測定
暗所で瞳孔の大きさを測定します。

(12)角膜径測定
角膜の大きさを測定します。

手術に関する注意事項

検査前・手術前

コンタクトレンズ制限
コンタクトレンズを装用されている方は、角膜の形状が変化してしまうため、検査前・手術前の一定期間は装用を中止して、角膜を自然の状態に戻す必要があります。

装用中止期間の目安
ソフトコンタクトレンズ:
検査・手術日前の1~2週間
ハードコンタクトレンズ:
検査・手術日前の2~3週間

アルコール制限
アルコールにより眼圧が上がることがありますので、多量の摂取はお控えください。
十分な睡眠をとり、目を休めましょう。

検査日・手術日

化粧制限
検査日 :目元の化粧は控えましょう。
手術日 :レーザー機器に影響を及ぼす可能性がありますので、化粧、香水、整髪剤の使用は控えましょう。

運転制限
検査日および手術日は、点眼により視界がぼやけたり、まぶしさを感じたりすることがありますので、乗り物を運転しての来院は避けましょう。

服装制限
パーカー、タートルネック、セーターなどの服装は着脱の際に、目を強くつむる、毛くずが目に入る等の負担がかかりますので控えましょう。

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