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ICLの費用

「費用が高め」な、その理由

そのほかの視力矯正手術と比べたICLのデメリットは、「費用が高め」であるということです。
これは、ICLの眼内レンズが、半永久的に使用可能で、かつ個々の近視度数やサイズなどに細やかに対応したテーラーメイドで製作されているため、どうしてもレンズ代が高額にならざるを得ないためです。

とはいえ、レーシックやSMILEなどの視力矯正手術が、万が一、不具合があっても角膜を元に戻すことはできない不可逆的な手術であること、まれに近視のリバウンドが起こりえる手術であることを考えれば、その差額は「安心を買う費用」だとも考えられるかもしれません。

費用面を吟味する際のポイント

料金だけで手術を受ける病院を選んではいけない

ICL手術は、国が料金を決めている保険診療ではなく、各医療機関が自由に料金を決めることができる自由診療です。
そのため、料金には医療機関毎の方針、人員や設備の体制、利益の大小などの、様々な要因の違いが反映されますので、各医療機関によって、料金が大きく異なってしまいます。
どれくらいの料金が適切なのかは、一概には言えません。

一般的な会社の場合、料金が安くなると、標準化や効率性の追求、コストカットが求められます。
利幅も小さいので、数を増やすことが求められます。(薄利多売)
逆に、料金が高くなると、1人1人の個別(オーダーメイド)対応が可能となり、より多くの人員や時間、コストをかけ、顧客満足度を高めることが求められます。
どちらの会社の商品を買うかは、それは顧客の選択次第です。

しかし、商品ではなく、あなたの大切な目の場合、何よりも重要なのは「質の高さ」です。商品とは違い、料金のために、多少の質の悪さには目をつぶってもOKというものではありません。ですから、料金で医療機関を選ぶのは、絶対にやめましょう。

「この病院なら、自分の大切な目を安心して任せられる」という医療機関、医師を探してください。
しかし、残念ながら、医療機関の本当の「質が高い低い」を、患者の立場で事前に見抜くことは至難の業です。
そのようなこともあり、「みんなのICL」では、専門家の目からみて本当に信頼できる医療機関をご紹介しています。

費用の中身と提示の仕方

ICLには、下記の費用がかかります。
・検査費用
・手術費用
・レンズ代(手術費用に含まれることが多い)
・薬代(目薬代など)
・アフターケア
・定期検診
・レンズの取り出し
・レンズ交換
・LASIKによる補正
・保証期間

手術費用に、検査費用などがすべて含まれている病院もありますし、別途必要な病院もあります。一見、料金が高くても、アフターケアや保証が充実している病院もあります。病院のホームページを見ただけではわかりにくい場合も多いので、受診前に、一度問い合わせてみることをおすすめします。

ICLレンズ代と手術費用

ICLは、米国スターサージカル社の眼内コンタクトレンズです。世界で最も多く使用されており、厚生労働省にも承認されています。
ICLレンズ代(各病院がスターサージカル社に支払う料金)は、どの病院でも基本的には同額になるはずです。よって、各病院によって異なる手術費用は、レンズ代以外の部分で発生していることになります。他院より高額と感じた場合には、検査費用が含まれているかどうか、アフターケアの充実度などもチェックして、納得できる価格かどうかを確認しましょう。

なお、手術前のレンズ発注時に前金としてレンズ代の支払いが必要な病院が多く、発注後はレンズのキャンセルはできず、前金も戻ってこないケースが一般的です。

※乱視の有無でレンズ代は変わるため、乱視の有無で手術料金が異なる病院が一般的です。
※近視の強さで手術料金が異なる病院も、少数あります。

医療費控除の対象になる

ICLの費用は、医療費控除の対象となります。

医療費控除の金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。
実際に支払った医療費の合計額 ― (1)の金額 ― (2)の金額
(1) 保険金などで補てんされる金額
(2) 10万円
(注) その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額
詳しくは、国税局のサイトをご覧ください。

高額療養費制度は対象外

ICLは自由診療ですので、その費用は、高額療養費制度の対象になりません。

生命保険は契約内容の確認を

生命保険・医療保険に加入されている人は、手術給付金がもらえる可能性があります。
契約内容や加入時期にもよりますので、一度加入されている保険会社へお問合せください。

割引クーポン

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