ウクライナ後の世界が最も必要とするもの

核戦争に発展しない限り、何時になるかはともかく、ロシアのウクライナ侵攻はロシアの敗北で終わるだろうと思われます。
しかし、主要国の間では曲がりなりにも安定していた世界秩序の一画が崩れた後、いったい何が起きるのか。
特に極東では、台湾問題があります。
中国としてはロシアの敗北の原因を研究はするでしょうが、それは台湾侵攻を諦めるという方向で作用するのではなく、ロシアのように失敗せずに台湾を攻略する方法の模索となるでしょう。
台湾以外でも、ロシア・ウクライナ戦争は、世界のどの地域にどのように影響するのか、予測は極めて困難です。
不安定化するであろう世界の中で、日本は何をすべきか。
もちろん台湾有事に備えて軍備を増強することは必須でしょう。
しかし、それだけでよいのか。
そもそも今、世界が最も必要としているのは何か。
私は「精神的安定」ではないかと考えます。
多くの人が漠然とした不安を抱える中では、どんな小さな火種が大きな火事に発展するか分かりません。
プーチンのように、何らかの得体の知れない信念から戦争を企てる者は今後も出るでしょうが、しかし、ひとつの国の中で、相対的に多数の人に「精神的安定」があれば、それは戦争に至る大きな障害物となるはずです。
では、世界に「精神的安定」をもたらすためには、日本に何ができるのか。
日本は何をすべきなのか。

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