見出し画像

カフェ開業から30年&自己実現のためのハーフリタイア生活を獲得するノウハウ∶27


自分でオリジナルメニューを作り、自分の店でお客さんに提供できる喜び、カフェ経営はまず自分が楽しめているかが一番大事

おはようございます。ある時は料理人&ある時はハウスビルダー&ある時はカホン作家のマスターです

暑い夏のメニュー 
・森のクリームソーダ∶木型の抹茶のクッキーのっけてます ソーダの木の台は杉板とモザイクタイルで作ってます。マスターのDIY遊びです。杉板もタイルも地産地消、地元の材料です

・トマトとバジルの冷製パスタ∶トマトもバジルも当店のカフェの温室で自家栽培した栄誉満点の食材です。野菜やハーブを栽培し収穫して調理する。実に楽しい作業です

・足湯と足氷(あしごおり)∶無料で入れる足湯に夏は足氷(冷水)を追加してます。湯と冷水を交互に入るとサウナ的に体が整います。今まで何度もテレビ放送があったその度に登場する、当店カフェの名物アイテムです。

元水道工事屋のマスターは配管工事は得意専門分野、足湯の桶やテーブルもDIY、給湯排水配管工事もDIY  
かかる費用は業者見積(自社)で100万円、実際はマスターのDIYで材料代のみ、たった1万円ほど、結果、無料でお客さんに提供できてます
本来の仕事として施工する水道配管の作業に比べると、まさに遊びのレベルで楽しんで作業しました

当店のカフェがある多治見市は、真夏には40℃を越える、とんでもなく暑い街です。今日はまだ5月にもかかわらず、32℃でした。これで7月8月の真夏がきたらどうなる? 
電気代も来月から値上がりする。いつ来るかわからないお客さんのために、店内はエアコンはかけっぱなし。
やばいやばいと愚痴りながらも順応していく以外ありません

飲食店は2月8月が閑散期なんて言いますが、そのまんまです
特に夏です。真夏になると市役所からの街の広報放送で「熱中症により外出は危険・・」熱中症注意報が連発します。
そんな日は当然カフェ店内はガラガラ、そもそも、お客さんが危なくて外へは出られない 
カフェがいくら美味しくて楽しいメニューを揃えていても、天候には敵いません。年々酷暑、大雨がひどくなってますね。
今後もっと、悪天候により店の売上が減ってしまうことが連発するでしょう

当店のカフェは一応定休日はありますが、実際は不定休です  天候に依っては前日に決めて臨時休業にすることがあります
来店するお客さんのことも心配なことや、店を無理して開けて体調不良になることもあるので、休みは多くとります
これも、個人店のカフェではよくあることです。
当店のような個人店に来店する際は、お客さん自ら、悪天候時には、電話連絡を入れてから店に行くようにして下さい。

しかし、当然店を開けないということは、その日は売上ゼロです。事前に仕込んでおいた食材もロス、破棄することも多々あり
ゼロどころかマイナスになります
また、半端に店を開けていても、暑い日などはエアコン冷房は付けっぱなしにしておかねばならず、1日の電気代はエアコンだけで何千円もロス、更にマイナスになります
飲食店の経営がむづかしい点はここにもあります

今後の飲食店・カフェ経営は、ある意味コロナ禍の3年間よりも大変なことになる、と言う人が出てきました。
(マスターもそう思います)
いくら円安による不景気と言えど、物価高、電気代高騰、人件費高騰、人材不足、悪天候の悪影響と言えど、コロナ禍に公的機関からあった、支援金、協力金、ゼロゼロ融資などの援助は一切無いからです(当たり前のこと)
誰もどこも助けてはくれません

元々弱い体質のカフェ経営者が、防衛の手を打ってあるか、転ばぬ先の杖(リスク回避)の策を打ってあるか、が重要です。
先を読み、自力で生き残りをかけて、やり切るほかありません。

ただ、これほど飲食店・カフェ経営が年々厳しさを増しているのにもかかわらず、未だに 「カフェを開業したい」という人は後を絶ちません

マスターの提案は、こんな時代には、普通に開業するのではなく(脱サラ、自己資金少な目、物件探し、事業計画作り、金融機関からの融資、カフェの箱作りは店舗内装業者に丸投げなど)普通じゃないやり方、珍しいやり方、独自のやり方を模索してみてはどうかということです


そのやり方の1つに、自分のやりたいこと(自己実現)、自分の遊びを稼ぐ(収益化)ことに繋げられる、というカフェならではの業態(実際には本気でむづかしいです)作りにチャレンジしてみてはどうかということです

このやり方のどの辺がむづかしいか、例えば、カフェの店員さんやオーナーは、お客さんに、「遊びに来てね」と気軽に言います。お客さんも、「また遊びに来ます」と普通に言い帰られます。
お客さんはカフェに遊びに来たいんです。
自宅では食べられない手の込んだランチをサードプレイスでゆっくり味わうのも遊び
友達と来店し、コーヒーやケーキを食べながら何時間もおしゃべりを楽しむのも遊び
映えるドリンクやフードや店内の気に入ったものを写真や動画に撮り、SNSに上げるのも遊び
カフェはお客さんの遊び場を提供する箱、とも言えます

この箱作りが、カフェ経営の第一関門(難関)です。大手のコーヒーチェーン店のように大金資本をかけられないために、店内内装から、飲食メニューから、資金をかけずに、アイディアを振り絞り、工夫を凝らして作り上げねばなりません

ただし、この箱作りもお客さんに好まれるとは限りません
また肝心なお客さんがカフェに遊びに来るのに、もし、店側が遊び無しで、ただ真面目に、ただ普通の飲食を提供していては、「あのカフェ楽しくない」なんて言われて終わります。リピはまず無理です。口コミも散々なことを書かれることもあります

カフェの箱作りを完成させ、カフェの遊び心を上手く魅せて、店内の内装や雰囲気、飲食メニューに至るまで、遊び心(仕掛け)を散りばめておくと、 お客さんの好奇心をくすぐることができ、「このカフェ何か楽しい」と言ってもらえます。

ただ遊びと言えど、店側がいくら忙しくても体が疲れていても悩み事があっても、絶えず笑顔、絶えず楽しそうに仕事をしている姿を見せ続けつつ、お客さんに遊びの場を提供しなければなりません。これがけっこうシンドイです
ここもカフェ経営がむづかしい点にもなります

マスターの遊び、クリームソーダを作るのも遊び、自家栽培野菜を作って調理するのも遊び、足湯の桶やテーブル作り、給湯排水工事も遊びです。
カフェ側が遊びながら、飲食店としてのきちっとした仕事をこなしていきながら、カフェの遊びを伝えて知ってもらい、お客さんに遊んでもらい、ファンになってもらい、遊びを収益化していくこと
これがカフェ経営の醍醐味や面白さでもあり、むづかしい点でもあります

マスターは、カフェ経営をされる人に真剣に遊んで欲しいと思います。カフェは飲食店の中でもそれができる業態です。
カフェ経営が、「遊んでお金が稼げる」「好きなことを楽しめる仕事」だというのは、本当ですが、現実ハードルは高いです。
この高みに挑戦してほしいと思います
上手くやればできます。
カフェが上手くいくためには、この高いハードルを超えられるだけの、独自の上手いやり方を探し出せているかどうかにかかっていると思います

カフェも当然お客さん商売です。カフェが遊び心満載で、楽しいことを(飲食、店内内装、イベントなど)提示しても、来店するお客さん望むことが一致せず、失敗することはザラにあります
個人的にとって、尖がある店、キャラクターの強い店作りは、今後の大手がやらないこと、他店との差別化のためにやらねばなりません
もちろん、やってみないとわからない、出たとこ勝負となります。上手いやり方が出来ているいる店は、何度でもチャレンジできて、何度でも失敗できます。そして成功体験を使い、店のグレードを上げていけることができます

当店のカフェは、今まで何度も何度もチャレンジし、トライアンドエラーを繰り返し、少しづつ形を作ってきました。

新しいことにチャレンジして失敗するその度に、店の経営が傾くかどうかの危ない経営は続きません。
そのために最低でも10年間以上の時間と、何度失敗を繰り返しても倒れない強い経営体質が必要になってきます

遊び、楽しむ、自由、この表面だけの言葉だけ真に受けてカフェ経営に飛び付く人は今やもういないとは思いたいですが、飲食店の中でも、カフェは廃業閉店率が高いまま変わってないのが実情で、やはり今でも、カフェの表面上のことしか見ずに、見切り発車で開業してしまう人が多いのだと推測できます

しかし昔も今も、カフェ経営は、(やり方次第で)夢があり、楽しく、やりがいのある仕事なのも変わってはいません。
カフェを開業する人のコンセプトも経営方針も千差万別
ぜひ、カフェが長く続けられ、上手くいくやり方を見つけてほしいと思います

(当店のカフェの上手くいっているやり方は、家賃無し借金返済無しのカフェ経営です。自社物件、新築一戸建てハーフビルドにて店舗付き住宅のカフェ=複業・副収入を持つ=自由な時間がたっぷりもてる経営=売上だけにに追われないカフェ経営=自己実現=ハーフリタイヤ=自営業者の資産形成∶別記事にて少しづつ説明していきます)


当店のカフェ1号店が開業して今年で、31年が経ちました。
今もなお真剣に遊んで、真剣にカフェワークして、每日楽しんでカフェを営んでいます

自分で作った店で、自分で少しづつ完成させていく楽しさ
この作品をお客さんに提供し、喜びを分かち合う、マスターの自己実現の一端です

クラフトカフェビックフォレスト・3号店・since2018 Instagram
https://www.instagram.com/craftcafe.bigforest/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?