英文読解とモモタロウ

英語の勉強をして少し経った頃、一文は訳せるが段落では何を言いたいのかよくわからないことが頻繁にあった。単純に読めていないのだが、その原因はなんなのか、自分なりに考えてみた。

一文に集中し過ぎて、前後の文との「意味の繋がり」までは意識できていなかったことが原因だとわかった。

つまり、意味としての情報の流れ、文の論理構成がまったく意識・理解できていなかった。

情報の流れを日本語で例えるなら、桃太郎が良いかもしれない(内容うろ覚え)。

昔々、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
→登場人物の紹介
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯へいきました。
→前文に出てきた登場人物のいつもの描写
おばあさんが川で洗濯をしてると、川上からどんぶらこた大きな桃が流れてきて、それを持ち帰った。
→前文のおばあさんに関するある出来事の描写
家で桃を割ったら、中から赤ん坊が出てきた。それが桃太郎だ。
→前文で出てきた桃に関する話

何が言いたいかというと、今読んでいる文は前文に関係しているということ。

一文を訳しただけでは、段落全体の意味が見えにくい。
なので文の前後関係を、「どう繋がっているのか」を意識しなければならない。

日本語でも英語でも意味の流れや論理構成は基本同じだとおもう。

これを今更思いつくってことは、今まで日本語をちゃんと読めていたのか心配になる。

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