他大学院進学体験談

私は、他大学の大学院へ進学しました。
その経験をお話ししたいと思います。

前提として、理系で、私大から国立の大学院への進学です。

進学を決めた理由はいくつかあります。
・進学した私大が滑り止めだったので、学歴コンプレックスがあった。
・後々の事を考えると就職とかも難しいだろうなぁと漠然と思っていた。
・応用化学が好きだったので、院へ進学できたらいいな思っていた。

となると、他大学への院進学しか道はない!という結論に至りました。

わかりきったことですが、他大学院進学の情報はごく僅かです。大学院大学のように学部を持っていたい大学院は情報を公開してますが、そうではない大学はまじで情報が少ないです。私はとある国立大学の大学院入試説明会に行ったことがありますが、あまり外部からの人をとっていない印象を持ちました。また私が良いなと思った研究室は過去に外部からの進学者受け入れゼロとのことや、実際に直接先生と話してみると「なんかちがうな」って思い
受験することをやめ、直ぐに別の研究室を探しました。

余談ですが、この時対応してくださったM2の方がおりまして、その方が非常に熱心に私の話を聞いてくれました。とても嬉しかったです。
その方と連絡先を交換し、その後しばらくは連絡しませんでしたが、私が別の大学を受けて合格したことを報告したところ、「おめでとう!」といってもらいました。この人と話したことで、外部の人に対しても歓迎してくれるところを選びたいと思うようになりましたし、この人のようになりたいと思いました。なんか色んな気づきをくれた人なので、合格の報告だけは、伝えたいとそう思えるような人でした。

話を戻しますが、
正直自分で探したのは、上に書いた国立大学1校だけです。

結局、私が4年生の時に所属していた研究室の教授のツテでとある国立大学を紹介してもらいそこを受験することにしました。(あとあと分かったことですが、ここも外部からの受け入れが少なく、合格したのが奇跡でした(笑))

受験した決め手は、
・実際に先生にあった時にとても歓迎してくれたこと
・研究室の方が私の受験に対してとても協力的だったこと
が挙げられます。

一つ目は余談に書いた通りです。
二つ目はとても重要です。

二つ目に関して、
大学院の試験は、おそらく、学部の時の定期試験の問題がほとんどそのままもしくはその周辺が出ます。だから、内部生が超有利です。なので、内部生から過去問をもらえるかどうでほとんど学科試験の合否が決まります。
ここで内部生からの協力を得られるかがポイントになります。
私は、過去5年分くらいの学部の試験をもらうことに成功し、あとはひたすら過去問の解答作成と、出題範囲の周辺知識を詰め込みました。

出題範囲がほぼわかったので、あとは勉強するだけです。
3ヶ月間、1日8時間くらい勉強してました。それ以上は疲れてできませんでした。睡眠はしっかりとっていました。
朝9時には大学の図書館で英語を3時間
一時間単語の暗記
二時間英語の読解

昼食をすませて
化学、物理、生物の基礎分野とそれらの応用分野の勉強です。
化学はあまり苦労しなかったです。
物理は大学の授業をサボっていたので、まじでわかりませんでした。
どうしたかと言うと、物理担当の講師に直談判をして、出題範囲の物理を一通り教えてもらいました。(今思えば、よく快く対応してくれたなと。ありがとう先生!!!)
生物は物理よりは好きな科目だったので、基本独学でやりましたが、
生物担当の講師に院試の問題を見せて、それから本を紹介してもらって、その本と出題範囲を照らし合わせて勉強していました。
応用化学も基本的に独学でした。
これは向こうで使われている教科書を使って勉強しました。
これを満遍なくやりました。

これを3ヶ月くらいやって
試験前日は何もやりませんでした。
私の無駄なポリシーとして、直前にやっても、意味がない、
「私は完璧だぜ!」を周りにアピールし威圧する。
があります(笑)。

冗談です。
私は短い期間でしたが、一生懸命勉強しました。
出題範囲を完璧にしました。
おそらく、内部生も同じ範囲を勉強したはずです。
これで、まったく別の範囲から出題されてしまったら、
私も内部生もできないと思っていました。
同じ範囲で出題されたら誰よりも正解を叩き出せる自信がありました。

試験当日は意外と落ち着いてました。
心境は、「全身全霊で挑む。悔いを残さない。」でした。
また勉強しまくったので、自然と落ち着いていました。

一科目め:英語
長文の全訳だけだったので簡単でした。
これで勢いがつきました。

二科目め:物理、化学、生物の大問各3問
物理学の大問1まるまる分からなかった(笑)
解けるわけないやろと思って捨てました。
そのほかは、有機化学で構造式をミスったのをあとで気づいたくらいですかね。ほぼ完璧に解答できた。

3科目め:応用化学分野の大問2つ
体感7〜8割くらいかなと。
自分の知らないところ出てそこだけ、そこ落としたくらい。

あとは面接。
志望動機とか言って終わり。

全部終了して、研究室の方々にお礼を言って、帰宅。
自分の大学の先生に出来栄えを報告。
(私が、出来栄えを報告したときに、先生は合格したと思ったそうです。)

合格発表日は〇〇です。
合格者には郵便でお知らせしますとのことでした。
(外部だったんで、特別扱いだったのかな? 普通掲示板に合格者張貼り出すよね???郵送ってなんやねん。)

で、合格発表日。
当然私は自宅待機。
12時にポストを見る →  来てない(汗)
13時にポストを見る →  来てない(汗)
あ、バイクの音がした!きっと郵便だ! →  ウチじゃない
ってな感じで、外が暗くなり始めても来てない。
確か、18時になっても来てなかったんだよね。
親に「落ちたかも」と連絡。
もちろん、自大の先生にも。
親が仕事から帰ってきて、
「気分転換にご飯でも食べに行こう」と誘われたので、
ご飯を食べに行きました。正直何を食べにいったか覚えていません(笑)
「あ〜。ダメだったんだな。外部生あんまし受け入れないって言ってたしな。」と諦めていました。

んで、帰宅。
念の為、ポストを見る。
めっちゃ分厚い封筒がある!!!!!!!!!!
〇〇大学からだ!
厚みからして合格やろwwwwww
家の中で開けてみると
「合格通知」
ほっとしました。
親は内心だめだと思っていたみたいですwww
先生にも合格通知が来たことを報告。
ちなみに、その日は興奮して眠れなかった。

この日から私の人生はスタートしました。
この合格がなければ今頃コンプレックスの塊になっていたと思います。


別の記事で、
・就活体験談(これも院進学レベルで大スペクタクルでした)
・院生活(ただただ辛い)
・学部4年生での出会い(これが今の人生の転換点でした。すべてはここから始まった。いや、このためにあった。)
これら3つを書きたいと思います。
順番は関係なく、気ままに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?