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5年前まで自己肯定感ガタガタで『でも』が口癖な20代を過ごした私が脱サラして好きを仕事にする事で180°生活が変わって幸せに生きられるようになったって話

最近思うのは“好き”な仕事にいつ出会えるかって
その人の人生を大きく左右するなって。

私は20歳の時にジュエリーの専門学校を卒業して、ジュエリーショップの店員→ファミレス→パン屋の店員→建築系の卸売業の事務→テレビ局の営業事務→去年からアクセサリー作家(今ここ)

っていう転職祭りな人生なのだけど、そもそもジュエリーの専門学校に行くって決めたのも大学に行くために勉強するのが嫌で、何となく石が好きだったから。

それが今の仕事に活きてるとなると、18歳の時のふわっとした決断に重みを感じる…

私は恐らくADHDの気質もあって、凡ミスが多いから普通の事務や一般的な接客仕事が向いてない。

だから20代は接客業と事務仕事を転々としてきて、どれもしっくり来なかったし、周りに比べて自分は仕事できないなーって常に感じていた。

行きつけのバーに通ったり、二次元(アニメ・漫画)、ライブに行くことは、そんな私の現実逃避のツールだった。

かと言って、↑の業務もまともにこなせない私ができる仕事なんてこの世にあるんだろうかって思ったりもして、自分の可能性に真剣に向き合うことができなかったし、自分の能力を信じることもできなかった。

それはたぶん幼少期からの自己肯定感の低さからも来るものなのだけど。

両親共に当時偏差値70近い大学を出ていて、母はピアノを10年以上習っていて定年を迎えた今でもジャズバーで弾き語りをする腕前。加えて私が小学生の時に大学院に入り直して、臨床心理士の資格を取った元カウンセラーで現役の大学准教授という猛者。

私は7年習っていたピアノも勉強も到底母には敵わなかったし、母も母で褒めるのが苦手な人で自分より能力が上と判断しないと上手に褒めることができない人だった。

私は子供心に「嗚呼、今本気で褒めてないなー」という事がわかるようになってしまった。

小学6年までは通信簿の成績はほぼオール5で、クラス1位、ピアノも小学校時代は365日毎日1時間必ず練習した勤勉さのお陰で私がクラスで1番上手かったけど、我が家ではそれが当たり前みたいな雰囲気。

その成績を取っていてもお受験組の優秀な子やピアニストを目指してコンクールに出ている知り合いの子を褒める母を見て、正直どこまで行けば本気で認めてもらえるのだろう…と思った。

中学から仲の良かった友達も、頭の回転が早く何でも器用にこなす少々マウントを取るタイプの子で、ますます私の自己肯定感は下がった。

多分これって小学生までで自己肯定感が形成されなかったから、中学時も自分を認めてくれる人には本当の自分をわかってない、逆に自分をいじってくる人にはこの子は正当な評価をしてるって思い込む癖が付いた結果だと思った。

もちろん選んだのは私。
だけど原因はそれまでの環境。

私と似たような理由で大人になった今も、一時的に楽しいけど一緒にいると疲れたり自己肯定感が下がる人間関係を、悪者になりたくない、共通の知り合いとの人間関係までなくなるのは嫌、という理由で切れない人たちって実は結構いるのではないだろうか。

自分の人生の選択は自己責任だし、別に親や友達を責めてる訳じゃないけど、1番最初の友達や恐らく自分の人生の最初の指針になるであろう親の影響って本当に大きいな、と感じた。

そしてそれが今までの自分にどんな影響を及ぼしてきたのか、つい最近まで気付けなかったりもした。

そんな自己肯定感ガタガタな20代を過ごしていると、もちろん闇を抱えた人も引き寄せてしまう。

仕事でパワハラに遭ったのは1回ではないし、私の人生1番の闇期でもあるモラハラ彼氏と1年半別れられなかったりもした。

そんな自分の転機というか、少し自信がつき始めたのは恐らく、アクセサリー作家を始めて2年半ほど経った2021年秋頃。ちょうど初めてのコンサルを受け始めて、もしかして頑張れば専業作家になれるかも…!と淡い期待を持ち始めた頃。

そこからも山あり谷ありだったけど、勢いで去年夏に脱サラして、脱サラ前後2〜3年365日ほぼ無休で働いたおかげで何とか起業1年目で軌道に乗せる事ができた。

もし今の仕事に出会っていなかったら、まだ自己肯定感ガタガタな私で、でもそれが当たり前、他に道はないんだ、と受け入れて20代と変わらない毎日を送っていたかもしれない。きっと本当の意味で自分の人生を生きられていなかったと思う。

もちろん独立できたのは私1人の力ではないし、コンサルも何人かの先生から受けたり、製作やイベントは心優しい知り合いやファンの方に手伝って支えてもらいながらだったけど、着々と丁寧にこなして、我ながら人生で1番1つの事に情熱を向けて努力した期間だったかな、と思う。

今の私は会いたくない人の誘いはきちんと断るし、私にはできないことも沢山あるけど、人よりできることも沢山あるじゃん、だから大丈夫って思える。

数年前のモラハラ彼氏の餌食になってた絶賛闇期な自分からは全く予想ができなかった未来(因みにその頃はグラブル廃人で何度か全国ランキングに入るなどして、違うジャンルで意外な結果を出していたりはした。人は病むと二次元に走るのだろうか笑)

月並みだけど、小さな成功体験の積み重ねだったり、プライベートな問題が起きた時に昔よりきちんと向き合って対処できるようになったこと、ポジティブな人間関係が増えたことが、ちりつもで自信を付けるきっかけになったのかなって振り返ると思う。

ここ2〜3年で身に付けたポジティブな習慣なども次の回から少しずつ紹介できたら良いな。

長く重い話になってしまったけど、細かく書かないとどれだけ過去の私が自信がなかったのかが伝わらないし、これからの私の話に説得力が生まれないと思ったので、初めて生い立ちを細かく書いてみました。

ここまで読んでくれて本当にありがとう。

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