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ものづくり 日本のこころ

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技術力というととかく新しい技術や商品の開発に目が向けられますが、製造業を支える基本は、ものづくりの精度、加工技術の開発力です。日本が誇る高い品質の生産技術力は日本にしかない、世界…
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#開国

022.発端は四杯のジョーキセン

日本の産業の近代化は、黒船の来航がきっかけで始まりました。 後に鎖国と呼ばれることになる…

梶文彦
1年前
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023.開国――脅しに屈して不利な条約を締結

狂歌では四杯のジョーキセンとうたわれていますが、正式には、蒸気船は2ハイで、残りの2ハイ…

梶文彦
1年前
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024.幕末、国禁を犯してのサムライたちの海外留学

海外の事情を学ぶ必要を痛感したいくつかの藩は、留学のための渡航申請を幕府に出すのですが、…

梶文彦
1年前
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025.攘夷から開国へ180度の転換

この後日本は、1867(慶応3)12月9日(新暦1868年1月3日)の王政復古の大号令を受けて、…

梶文彦
1年前
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026.31歳伊藤博文の英語スピーチ

明治4(1871)年、岩倉使節団は最初の訪問国アメリカで大歓迎を受けます。サンフランシスコに…

梶文彦
1年前
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027.日本に実施せられたる幾多の改良

スピーチは主として「伊藤博文伝(上)」(②春畝公追頌会、統正社)によります。以下文中( …

梶文彦
1年前
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028.文明の最高点に到達せんとする

伊藤は次のように続けます。  日本は、アメリカとの修好通商条約を結んだあと、イギリスやロシア、オランダ、フランス、など5か国と修好通商条約を結んだことで、外国との貿易が開始され、諸外国の政治・風俗・習慣についての情報が入って来るようになりました。 そうしたことから、諸外国の事情はよく理解している。そして、各国の風習なども日本全国に知らされていると述べた後、伊藤はこの視察を通して、日本は何をしようとしているのかを、「今日我国の政府及び人民の最も熱烈なる希望は、先進諸国

029.未だ創造的能力を誇る能はず

 この後、日本はいまだ創造的な能力に欠けるところはあるが、良い点は積極的に取り入れていく…

梶文彦
1年前
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030.日の丸…昇る朝日の尊き徽章

伊藤博文は、スピーチの最後を、誇らしげにこう締めくくります。ここがこの日、伊藤が一番言い…

梶文彦
1年前
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031.「超ド(ドレッドノート)級」戦艦の完成

さて、維新後に政府は殖産興業・富国強兵をすすめる政策を展開し、戦艦づくりを目指して1857(…

梶文彦
1年前
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079. 未だ創造的能力を誇る能はず

伊藤博文は、サンフランシスコでの日の丸演説の前年の1871年に半年ほどニューヨークに滞在し、…

梶文彦
1年前
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