見出し画像

名古屋場所も初日

相撲部屋の後継争いの続きというところだが、名古屋場所も始まるので一旦保留。

名古屋場所も初日だが千代翔馬・尊富士が休場。尊富士は入門時より下半身をけがしていたということで今になっての話ではないようだ。春場所に何としても優勝を目指したのも理解できる。あれが最初で…となってほしくないが。

上位陣は初日から相手が曲者ばかりで安泰と行くか。。。 大の里は御嶽海。5枚目まで見てもベテラン・実力者・曲者と役者がそろっている感はある。どれほど実を伴うか。


引退もうわさされた炎鵬は序ノ口まで陥落の名古屋でとうとう出場。最後となるのかまだ頑張るのか。一旦引退を薦められたというがリハビリで再起した。小兵の宿命だが首のけがは怖い。序ノ口にはロートルのほかに学生相撲出身もいるだけに油断できない。土俵勘も相当鈍っているだろう。


力士数は夏場所から8人減の603人。相撲部屋数は44に増えたが平均1部屋13人になる。部屋は多すぎるのではないか。今場所も入門4人で引退が4人以下とはなるか微妙で、さらに減少となるのだろう。 序ノ口は18枚の35人だが毎場所休場が多く実質10枚ほどのイメージだ。取組編成にも苦労している。序二段は99枚。またもや三段目との差が縮まる。三段目の削減も近い?


初日中継は浅香山。北の富士は休み。もう出ることがあるのだろうか。82歳4か月で横綱の長寿記録も近くなってきた。元気だが相応の衰えがあるため出演を控えているというがそれだけとは思えない。このまま「お休み」だけでいくのか。


愛知県体育館が60回目の今年で終わる。第1回目、昭和40年の優勝は大鵬だった。しかし南国場所といわれる暑さだけにコンディションが難しく荒れる名古屋ともいわれる。


平幕優勝や1度きりの優勝も多い。昭和47年の高見山に始まり金剛、琴富士、水戸泉、逸ノ城。唯一の優勝は清国、出島。隆の里、若島津、北天佑、旭富士、千代大海は2回目や3回目の優勝。武蔵丸、御嶽海が初優勝を決めたのも名古屋。とにかく優勝力士はばらつきやすいようだ。


複数回優勝の力士は11人、大鵬、琴桜、輪島、北の湖、千代の富士、貴乃花、曙、魁皇、朝青龍、白鵬、日馬富士。このうち存命者は5人。10年前時点では9人存命なのをみるとやはり力士は短命だ。この先5年・10年で全員健在なのかとも頭をよぎってしまう。玉の海の全勝、千代の富士北勝海の同部屋決戦、若貴曙の巴戦、魁皇の1045勝、白鵬の最後の優勝など劇的なものも多い。

最終的に横綱大関に優勝が帰しても優勝争いが混沌とすることも多く、平成15年の大混戦、平成19年の琴光喜の活躍は印象が強い。


横綱大関の引退では、北の富士、琴桜(場所前)、若島津、大乃国、出島、魁皇が名古屋を最後としている。北の富士は引退から50年。最終場所対戦の旭国・大受ともに健在である。

最後の名古屋であるだけ充実の場所と締めてほしいがどうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?