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宮城野部屋の今後

北青鵬問題。処分が発表された。北青鵬は引退届を提出し受理され引退、引退勧告相当の処分。宮城野は2階級降格、減俸のみならず、部屋が無期限の一門預かりとなり事実上の師匠交代。

一連の行為が明らかとなった。

睾丸を平手打ちする
バーナーの火を殺虫スプレーで噴射
接着剤で指と指をくっつける
財布に接着剤を塗る
財布から金を盗む
女将に不快なメール

ある意味狂人とも思えるような数々の蛮行。古今相撲界は変人が多くエアガンで撃つなどはまだマシと思ってしまうが、一体何の目的なのか。若さからくるものもあると思いきや、陰湿なものもある。思うにこれまでの相撲ぶりも大相撲を舐めていた裏返しなのか。何たることよ。

謝罪会見とし部屋の玄関で挨拶をしていたがどことなく他人事の印象。どれほど自分の行状によって迷惑をかけたという認識があるか怪しい。今回の問題も刑事事件に発展してもおかしくなく、ある意味広く報道され制裁となっていることが加味されているはず。当事者意識のなさは高を括っているようにも見え、この分では引退後に更なる問題を起こす可能性もある。窃盗はじめとして精神障害の一種にも思えるが…

宮城野は

暴行を知りながら1年以上放置
協会への報告を怠る
暴行を容認するがごとき発言
暴行を知らなかったと虚偽の証言
部外者に調査を妨害させる

特に厳しい処分となったのは単なる監督責任、現役時代からの問題行動だけではなく、部外者の番組制作会社社員に口止め工作をさせ、調査を歪曲させようとしたことによるようだ。報道によると部外者は元TBSの相撲担当社員という。BSTBSでは白鵬のドキュメント番組が頻繁に放送されていた。密着する中で宮城野の子分化しているのだろう。一体工作によってどう結果を歪めようとしたか想像はつかないが、もはや焼け石に水。 そもそも一切問題を把握していないこと自体がまずく、悪あがきに近い。 口止め工作もやはり底の深い白鵬というべきか。

古くから横綱連は外部の怪しい人物のつながりで評価を下げている。双葉山は璽光尊、北の湖は理事長時代の裏金顧問、貴乃花も龍神総宮社など。大鵬も貴闘力で失敗した。
大横綱の金力と威光に集ろうとする人間たちはいつの時代もいる。ある意味どの例も唆されコントロールされていた。朝乃山もスポーツ紙の記者に集られた。

さらにおととし7月中に被害力士が宮城野(当時間垣か)に対し改善を訴えたが何も指導せず、さらにその際の被害力士への発言によって「被害を受けた若い衆を軽んじ、暴行の被害を受けても加害者である関取は不問に付されるとの認識が同部屋内に広まったことに原因があったと認められる」とある。詳細は分からないが、かなり重要視するあたり逆に被害力士の強制引退まであるといった内容であるか。これは弟子軽視ともなり相当問題ではないか。

宮城野部屋が無期限の一門預かりとなるのも弟子との関係悪化も大きいか。

被害感情は非常に強く、他の所属力士らの多くも、北青鵬に反省の態度は認められず、北青鵬が宮城野部屋に残ることになれば、必ず暴行を繰り返すだろうと供述し、部屋への復帰は受け入れられないとしている。

口止め工作を受けた所属力士らは、部外者を暴力事案の調査という部屋内部の重要な問題に関与させた点に違和感を持ち、疑問を述べている

暴行を繰り返す北青鵬を何の説明もなく庇護する、部外者の関与というあたり弟子の軽視がとられ、不信感は拭えない。

芝田山によると委員会の会合で「宮城野の協会排除」といった厳罰論まであったという。ただ今回の北青鵬の問題は、蓋を開けると指導以上に本人の人間性によるものも多く、隠蔽工作などがあるとはいえ宮城野に責任のすべてを負わせるのは流石に酷に思える。


平然としている北青鵬に対して宮城野はさすがに憔悴の色濃かったが、さらなる問題が発覚すれば、退職勧告を含めた処分を示唆されているのではないか。その前段階として今回の処分に落ち着いたとみる。ある意味温情と捉えるべきだろう。

親方となって2年半ほどで、将来の出世どころか協会追放の瀬戸際までたたされた宮城野。この厳正な処分は相撲協会の危機も感じる。ここから評価を取り戻せるかは元横綱というプライドを捨て奮起するよりほかにないのではないか。




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