北の富士お休み
初場所も迫るが大相撲中継の解説予定が出ずようやく出た。引用すると
初日は芝田山。北の富士は出ない。おそらく休み。これで6場所となる。
NHKは詳細の説明を避けているが出られない状態ということだけは伺える。思えば春場所休場は不整脈によるもので場所中に退院しコラムまで書いていた。しかしその後はコラムも休載し一切が分からない。何か手術で問題があったのか、あるいは別の病気が分かったのか。10キロ体重が落ちたというだけ免疫も落ち感染症などの場合もある。いずれにせよこれほど長くなっただけに壮健なイメージが落ちるほど衰えている可能性は高い。杖や車いすなどが離せないのかもしれない。
北の富士は自由で奔放な解説ぶりが目立つが、力士への評価は鋭い。若隆景が大関をうかがう勢いだった時も兄の若元春の方がスピードがあっていいと評していた。若隆景は軽量ながら無理のある相撲をとったせいか怪我で番付を大きく落とした。幕内までは戻るだろうがその先はどうか。若元春も勢いは落ちたとはいえ上位にはいる。
貴景勝の横綱にはかなり否定的だったが、大関は2人ぐらい出るか、出てほしいと初場所の放送でぼやいていた記憶もある。当時貴景勝は優勝同点→優勝と勢いはあり、一方で大関は抜け出しそうな空気が今一つだけにどうなのかと思った。しかし霧島、豊昇龍が昇進。霧島は2度優勝し綱取りまで行った。
ただここ数年は年齢を感じさせる場面が多かった。記憶違いに加えせき込みや口ごもりも頻繁で声質もかなり落ちかすれていた。年齢から言えば当然の部分もあるがアナに助けられている場面は多かった。
横綱に孫弟子にあたる千代大龍戦が組まれあっさり敗れた際も、千代大龍の力量を知っているだけか「当てる必要ないの!」と思わず感情を露わにして怒っていた記憶がある。癇癪か。
81歳という年齢からもこれまでのように解説するのは難しいだろう。勇退となってもこのままフェードアウトではなく何かメッセージを残してほしいもの。
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