星野源騒動における滝沢ガレソの展望

 今、Xはとある話題で持ちきりだ。あの暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソ氏が星野源氏に関するタレコミを暴露したのだ。しかし、事務所と本人はおろか、妻である新垣結衣すら報道内容を否定している。滝沢ガレソが何を情報源としてこのような情報を発しているのかは知らないし興味もないが、いずれにしろこの件に関する信憑性は地に落ちたといってもいいだろう。

 本稿では今回のタレコミに関する内容の詳細については触れるつもりはない。暴露系や週刊誌の報道内容の真偽をいちいち真に受けていたら彼らの思う壺だ。今回の件で筆者が本稿で取り上げる内容は、滝沢ガレソが今回の件でどうなるかということだ。

ネット上では、流石の滝沢ガレソもヤバいのではないかという意見も一定数存在する。星野源が所属するアミューズは午前3時と言う異例の時間帯に声明を発表した。前述したように新垣結衣氏は今まで殆ど投稿していなかったSNSで声明を発表した。無論、本人である星野源は言うまでもない。これらの点からも、今回の件に関する事務所側の本気度が伺える。

しかし、結論を言ってしまえば、今回の件でもガレソはさほど大したダメージを負わないだろうというのが筆者の予想だ。今は騒ぎが大きくはなっているが、この勢いが裁判で決着がつくまで続くわけもなく、その間に他のネタで稼げばいくらでも損失は補填できる。現時点では民事と刑事、どちらで攻めるのかは怪しいところだが、いずれにしろ現在のガレソの収益を上回る賠償金や罰金を科す判決を引き出すことは難しいだろう。流石に問題となったポストのコメ欄は閉鎖したようだが、その後のポストではガレソも信者もまるで何事もないように振る舞っている。被害者にとっては大騒ぎだが、加害者側にとってはいつもの活動の一環の一つということだろうか。事実、現在の法制度ではそれが通ってしまうのが現状である。

 以前にも別の投稿で話したが、週刊誌及び暴露系に共通する最大の問題点は、裁判によって与えられる賠償金や罰金等がおおよそ高額とは言えず、暴露によって得られる利益を大幅に下回っている点である。

 ネットでの誹謗中傷対策は年々強まってきているとは言われるが、やはりまだ十分ではないと言う意見がネットでは根強い。筆者が考える今後の対策としては、賠償金や罰金の増額よりも、たとえ短期間としても実刑の懲役判決を出せる法整備を進める事だと考える。極端な話、現時点の判例から概算できる賠償金の最大金額を仮に10倍に増やしたところで、大手出版事務所や大規模インフルエンサーが受けるダメージはたかが知れているだろう。それなら短期間でも刑務所に入る可能性を示唆した方が心理的に抑止力がかかりやすいだろう。今回の騒動をきっかけに、さらなる誹謗中傷対策の強化を願うばかりである。


 余談だが、今回の騒動によって本来は関係のない滝沢カレン氏の名前がトレンドに上がるという風評被害が発生している。この現象は滝沢ガレソが騒動を起こすたびに度々発生しているが、全くもって迷惑極まりない話だ。筆者は暴露系に対してそもそも否定的であるが、実際の所、暴露されても仕方がないようなことをしている人間が一定数いることも事実なので、暴露系側の言い分を完全に否定することはできないが、せめて全く関係のない人間に対しての気遣いはして欲しいものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?