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思い出記録 in ブラジル①ニワトリ

もう20年くらい前の話になるが、
ブラジルに行った時の話。

私が約2ヶ月間を過ごした場所は、サンパウロから車で6時間ほどの距離にある田舎で、道路はアスファルト舗装されているものの所々赤土の部分が残る感じの地域だった。

そして、ホームステイ先は、道路に対して3世帯の平屋が奥の方へ順番に並んで建っている所の一番手前(道路側)だった。

ある日、一番奥の家に住んでいるおばさんが、ニワトリ🐓と共にニコニコしながら帰ってきた。

ふいに、「わぁ~小学生の時に学校でニワトリの世話してたなぁ」なんて懐かしさが込み上げてきた。
今でも母校では、「生き物係」という制度は残っているのだろうか、と。

3世帯共有スペースの庭があったので、
てっきりそこで飼うものだと思ってたのに。

おばさんが、突然ニワトリの頭を掴んだかと思うと、ナタみたいなのでシュッと首を切り落としたのだ。

・・・・えっ?

バサバサッと、頭のない胴体部分だけのニワトリが羽を広げて飛んだ。。。

え、ニワトリって飛べるの!?
ってくらい飛んだ。

その光景を前にフリーズした私を見て、
おばさんは大爆笑していた。

スーパーでブラジル産の鶏肉を見かけると、
今でもあのニワトリの最期の姿とおばさんの笑顔を思い出す。

おばさん、元気かなぁ。