Repro Ver.1.0 購入、動作確認
6月8日の記事(プレシジョン・クッカーRepro購入検討)で検討した結果
とうとう買ってしまいました。
というわけで、本日到着したので動作確認を兼ねて使ってみました。
1.初期設定
初期設定のマニュアルにしたがいスマホアプリでユーザー登録。
本体を起動しWifi設定。スマホアプリと接続。オーナー登録。
IDの名前の入力を本体側で行うのが少し面倒でした。
2.動作確認① フライパン
鍋プロファイルがあるグリーンパン ヴェニスプロ エッグパンで目玉焼きをつくってみました。
シングルステップモードの加熱 170℃を実行。
温度に到達するとアラームが鳴るので卵を投入。
温度が安定しているので、油を引かなくてもターナーで簡単に剥がすことができました。
フライパンで焼く調理は想定通りアムウェイIH以上にうまくできそうです。
3.動作確認② 両手鍋
ビタクラフト ニューマジックシール 21cm両手鍋 で水を沸騰させました。
鍋プロファイルの無い鍋ですので、似たもの(ビタクラフト コロラド 22cm 両手鍋)で代用しました。
本体センサだと沸騰しすぎ。
無線センサー(鍋の中を測るセンサー)は問題なし。沸騰に達してからは
沸騰レベルを細かく手動設定することでグツグツ感を細かく調整できました。ガス火でも調整できない微調整がしっかり機能しました。
4.動作確認③ アナロン両手鍋
アナロン ヌーヴェルカッパー 24cm両手鍋で水を沸騰させました。
鍋プロファイルはフィスラー 24cm両手鍋で代用しました。
本体センサでそれなりの沸騰度合になるので予想通りかと思います。
沸騰については鍋プロファイルで挙動が大きく変わります。
良く使う鍋を全てキャリブレーションした方がよさそうです。
代用プロファイルとキャリブレーションしたプロファイルで本体センサのみで沸騰させたときの沸騰度合がどのくらい違うかを検証したいと思いました。
5.感想
良くよく調べると、製品開発に携わったタニカ電器ではReproは「業務用」のカテゴリで掲載されていました。あー業務用なのね。
沸騰までの時間はいままでのIHで最速の部類です。
1.0Lを5~7分で沸騰することが出来ます。
また温度制御はさらに素晴らしく、リアルタイムに温度変化を見ることが出来、しかも定温を維持する能力が桁違いに高いです。
この2つの能力により、素早く沸騰しかも吹きこぼれないという理想的な湯沸かしを実現しちゃってます。すごい!
家庭用IHを超える精度・パワーを日々の料理で常用できるのは良いです。
今までのアムウェイIHで使ってきた機能についてReproではシングルステップモードに内包されています。不満がすべて解消されました。
シングルステップモードでは温度制御を精密にするために色々な仕掛けが動いているようです。それていてユーザ側で設定するパラメータは最小限にしてあるので、使っていくとUIが良く練られているなぁという印象です。
Apple製品のMACやiPhoneのような感じ。
「沸騰」ひとつとっても、
・シングルステップを開始する初期設定で沸騰レベルを細かく指定。
・沸騰は自動検知。手動停止か設定時間で自動停止するかは初期設定。
・沸騰後の操作は、停止、一時停止、沸騰レベル微調整の3種。
また、制御に関する情報が常に表示更新されます。
・温度をリアルタイムで表示
・加熱中や加熱レベルもリアルタイム表示
・何の操作ができるかも表示でわかるため説明書いらず。
使っていて気持ちいいのは、作業が終わった後
・高温の注意喚起、温度のリアルタイム表示
・自動スリープ。電源は入れたままにしておける。
自動スリープは電子レンジなどマイコンで自動制御する調理家電では当たり前の機能ですが、卓上IHでは初めてではないでしょうか。
スマホ連携も含めて丁寧に作りこまれているなぁという印象です。
パナソニックやシャープの電子レンジ最上位機の価格15~20万円と同等の価格帯でも良かったような気がしますね。11万円は良心的な価格(というか安すぎ)です。