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引きこもりと無動機付け

「引きこもり」とは、学習性無力感があり、無動機付けの状態になります。
学習性無力感とは「自分の行動が結果を伴わないことを何度も経験していくうちに、やがて何をしても無意味だと思うようになっていき、たとえ結果を変えられるような場面でも自分から行動を起こさない状態」のことをいいます。無動機付けを説明すと「やりたくない、したくない」と何も行動しないこと。
自分が失敗を繰り返していると、無理だと諦めて、無動機付けの状態になります。

無動機付けの言葉を理解する上で外発的動機付け・内発的動機付けを合わせて伝えます。
外発的動機付けとは、「お金がもらえるから」「褒められるから」という報酬があるからすることや、「周りに注意されるから」「授業にでないと単位が落ちるから」という罰則があるからすることで、内発的動機付けとは、「楽しいからやる」「好きだからやる」というようにただシンプルにやることができている状態のことを指します。
引きこもり状態は、外発的も内発的も動機付けられていない状態で動けなくなっています。
その外発的にも動機付けられていない当事者に「学校に行かないといけない」「仕事をしなくてはいけない」と言ったところで、何も行動につながっていきません。

ではどうすれば良いでしょうか。
まずは、働かなくても「なんとかなる」という楽観性が安心感になり、それが足がかりとして一歩前に踏み出す力になります。

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