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名古屋旅行・1・逃避

一日目(2023/06/17)

 僕含め3人で名古屋旅行に行く。友人はそれぞれA・Sとする。

 

Aは一日目のさらに昨日の晩からバスで出発していた。僕はサッカーをしてから名古屋に向かったので、出発したのはお昼前でついたのは13時ごろでした。Aは僕が起きた朝5時頃にはもう名古屋にいたそうで、なにをしていたのやら、Sがきて、更に僕が来るまでの時間は彼なりに楽しんだようで良かったです。


 名古屋駅は想像の5倍大きかったので表に出るまでに少しばかり時間がかかりました。落ち合うところには電車で行けば直ぐなのに駅をうろつくのが億劫でとうとう歩きはじめるのでした。徒歩40分の道のりは暑いために過酷で、やはり日本だから町並みも驚くほど違いもなく、ただ待たせているので急いで歩いていました。

 パルコで再会して、ほぼ隣接した公園にゆきタイフェスにいくのですが、これは想像の2、3倍小さかったです。小さいうえに人が多いから混雑して不愉快だったけど、タイを思い出させるためには可もなく不可もなしの内容であったのでまあ良しとします。僕はカオマンガイとパッタイを食し、Aはタイティーを見つけては奇声をあげ喜んでいました。Sはお土産を買わんと人混みに入っていったが何故日本でタイのお土産を買おうとしているのかどうしてだろうと思いました。ましてやタイに2週間も行ったひとなのに本当にどうしてなんでしょう。


規模が小さいからか大して時間もかけないで周りきってしまったので早く宿に向かった。名古屋のモーニングはコーヒーを頼めばトーストとゆで卵がついてくるらしいと聞いたので、見渡したら心なしか他の場所より喫茶店が多い気もしなくもないです。暑い道を歩いていたら雰囲気のいい商店街についたので、なんだが京都の錦市場みたいだというと、他の観光名所で例えるのはやめないかといわれた。Sの案内ではこの商店街の中に宿があるらしいが、ついてみて、僕が予約したので、確認してみると全く違うところでした。僕はがっかりもしないし、まあいいやという感じで本当の宿に向かうのでしたが、Sは責任を感じたのか感じていないのかよくわからないのもまた仲がいいのか悪いのかよくわらがない感じがしていいのですのです。

 またしても暑い道路に放たれてひたすら歩くのですが、途中来た道に出ると、一日のうちによく動くものだと感心した。Aにいしてみればどれだけ歩くのかうんざりしていたに違いないが、しかし少し気違いの性格もあるのでもしかしたら嬉しかったのかも知れない。


 本当の宿はなごのやという民泊でカフェもありまして、商店街にある点では間違えた宿と同じだけどそれ以外はなんの共通点もないのによく間違えたものだと不思議に思いました。僕らはいつまで店に入る勇気がないのだろうか、店の前でよくウロウロするので、店の人も落ち着かなかったでしょう。店員は感じのいい人でした。Aもそんなことをよく言うが、見知らぬ人にいきなり怒り出す人がいたらそれこそ珍しいのでわざわざいい人と言う必要もないなと思います。部屋は意外と狭かったが過ごしてみてはちょうどいいと思うのです。歩いたら足は臭うものなのでしょうか、酷いものが宿に立ち込めるのでこまったものです。


 意外と時間が経っていて、僕が余りの課題をこなしていたからかもしれませんが、いやはや旅に課題は持ってくるべきではありません、僕らは夜ご飯を求めまた歩き始めます。


 暑さと荷物から開放され気持ちよくあるきはじめても、商店街にしては早くからシャッターを下ろすものだと、また店を探さないといけないしその億劫の感と少しの疲労をまとっているので、なんとも言えない感じがしました。結局名古屋駅までゆき近くの矢場とんで味噌カツ定食を食すのでした。名物は地元民が食べるのかと疑問に思いました。美味しくても食べすぎるとうんざりするものでしょうか。しかし香川のうどんは飽きません。飽きるほどの魅力もないのかもしれません。帰路にたち、ジャンケンポンをしてアイスをおごり合いますが、この日はAが負けました。ピノはアイスクリームですが、アイスクリームか乳製品かよくわかりませんが、そんなことを気にする人が多いなと思いました。なにかの流行りでしょうか、僕はピノをよく食べるので気にしたことがありません。ジャスミンティーも心が落ち着くと言われていてそう聞くとなんだが本当に落ち着くのでよくのみます。


 他愛も無い話をして帰るくせに宿に入ると私は誰だとか、宇宙は何だとか。または大学の愚痴や働きたくないだとかそんなことをよく話すのです。話し始めるのは誰かはわかりませんが僕はそういう話がしたいとうずうずしていたので気づかぬうちに言葉にしていたのかもしれません。そういう話が尽きないのはこの友人のいいところです。自分自身に大した信念もなければ賢さもない、しかし一方で何も考えないわけではないといった感じです。ですが、だんだん暗い空気になっても引き返すことができないのはどうしょうもないと思いました。いつも誰かがこの役を担っているのにと思えば今日は不在でした。この日は明日に備えて日が回る頃には寝ました。

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