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ランと人生ポートフォリオ

ランニング始めると仕事にもポジティブな影響がある、なんていう話をよく聞きます。回復力がついてバリバリ動けるとか、頭がスッキリして記憶力が上がるとか、人間関係が深まるとか…

私はどうだったか?って振り返ってみると、確かに身体は強くなりましたし、体重も20kg近く減って動きも多少は機敏になりました。一方で記憶力については??ですし、基本的にボッチランナーなので人間関係が劇的に増えたということはないです。

しかし「じゃあ結局健康になっただけ?」というと決してそんな事はありません。私が思う一番大きな効果は、"人生のポートフォリオが増えた"ということです。


ランニングって少しハマると"継続的な練習"っていうのが不可欠な要素になってきます。私は社会人になって以降、なんだかんだで生活の大部分を仕事に割いてきていましたが、"ランニング'という要素がが入ってくることで一日の時間割を再構築する必要が出てきてしまいました。

で、なんとか時間の使い方を効率化していくようになったのですが、その結果、今まで余り考えてこなかった、"自分の時間を何に使うか?"ということを意識する機会が増えることになりました。

最初は「ランするための隙間時間をどう確保するか?」から始まったと思うのですが、それが「如何に仕事を効率的にやるか?→無駄な仕事をどうやって減らすか?→自分のチームをどう転がして行くのか?」というように、ドンドン大きな括りの検討課題に変わっていきます。だってそうしないと走れないですし笑

こういうことを考える時間が増えていった結果、最終的には"自分の人生を何に使うか?何にどんな割合で取り組むか?"っていうことをフツーに考えるようになってしまいました。

見方によっては仕事に対する優先度が下がったようにも見えるかもしれませんが、実際にはそんな事はなく、ただ単に「仕事の見方が俯瞰的になった」というだけです。でもそれによって得られたメリットは非常に大きく、仕事上の様々な出来事に対応するための様々なコストを小さくすることできるようになりました。そしてそれによって、人生全体における"仕事"というものの位置付けを小さくすることにもなりました。

ランを始める前には想像もできませんでしたが、今はランと仕事以外にもやってみたい事が沢山出てきてしまっています。家族との時間も今まで以上に大切にしたいし、今とはジャンルの違う仕事も経験してみたい、もちろんランだってウルトラとかにも挑戦してみたい…って感じです。

こういう気付き無しでこのまま何となくの仕事人生を送っていたら…と思うと恐ろしい笑

というわけで、私にとってのランは今後の人生に大きな影響を与えており、もはや単なる趣味というレベルではありません。人生全体の構成を再構築して、ポートフォリオを見直すチャンスを与えてくれました。まだ人生何十年か残っていると思いますが、この段階でランに出会えて本当によかったと思います。

今時点で複数のやりたい事を、真剣に検討中です。この機会を有効に活かして一つでも実現に繋げてポートフォリオの種類増やし、有意義な毎日に繋げていきたいです。その内の大きな一つがランニングである事は間違いないです笑

ダラダラと長文になっちゃいました。
読んでくださった方、ありがとうございます。

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