雨風食堂

21歳。大学生。メモ用。

雨風食堂

21歳。大学生。メモ用。

最近の記事

「食」の哲学1 

これから断片的に「食」についての哲学的研究をまとめていきたいと思う。 それというのも「食」というものは西洋哲学が長年にわたり忌避してきたテーマであり、再考する必要があると思われるからだ。なぜ忌避してきたのかと言われればそれは簡単なことであり、西洋哲学はこれまで「meta-physics」、つまり「身体」を超えたところに真理を求めているからだ。(縛りからの解放)そして、そうした身体的な活動の代表例に「食」は上げられるだろう。 「食」を超えたところに真理を見ようとすることは結

    • かつてのようなソクラテスになりたい

      「肥えた豚になるぐらいなら、やせ細ったソクラテスになれ。」 西洋哲学の特徴をうまく捉えたこの言葉は、東大の偉い先生によって発せられた。すごく禁欲的でストア派に分類されるのかな。  このソクラテス像は確かにかっこいいし、やっぱり思慮深いひとの目の堀は深い…ように思える。ものごとの「真理」を常に追い求め、自分はなぜ生きているのかという、哲学たる問いに向き合い続けるこうしたソクラテス像は、判断停止に陥る現代の人々に対して警鐘を鳴らしている。  でも、、。 「真理」ってないんじ

    「食」の哲学1