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アラフォーになって欲が減ってきた

人間生きている以上、色々な欲がありますよね。僕にもたくさんの欲がありました

・もっとお金が欲しい
・もっと美味しい食べ物やお酒を自由に飲み食いしたい
・直球ドストライクな素敵な美女に「あんたの事死ぬ程好きやねん」と言ってもらいたい
・仕事でデカい結果を出して、周りから「アンタマジでスゴイ!天才や!」と褒めちぎられたい

かつての若かりし僕は、このような自分の欲求を少しでも満たす為に努力をしてきたように思います。

その結果、全てが120%叶えられたわけではないですが、ある程度の欲求を満たす事ができる程度にはなりました。その影響なのかアラフォーになって感じるようになってきたのが

「昔あんなにギラギラしていた欲望が、なんか全然湧いてこないんですけど⁉」

これです。過去の欲望まみれだった自分から考えると、あまりの落差にちょっと驚いています。

そこで改めて考えてみたのが、自分の中で欲望が減る事のメリットとデメリットについてです。

欲望が減る事のデメリット

欲望が減る事のデメリット。正直最初はあまり思い浮かばなかったです。
世間的な常識として、欲は少ないほうが良いと言われますしね。

ただメリットばかり書くのは、なんというか胡散臭さがプンプンしますよね。意識高い系ハウツー本にも「メリットばかり書かず、ちゃんとデメリットも両方書く方が読む人から信用される」って書いてるし。

そこで考えてみました。それは

モチベーションや人生の楽しみや喜びを感じる機会が失われる

人が何か行動を起こす時には強力なエネルギーが必要です。僕の場合、それは強い怒りでした。

「お前ごときが何を言ってるんだ。身の程をわきまえろ」
「そんな事デキるわけないでしょ。無理に決まっている」

このような事を言われて数えきれないくらい悔しい思いをしてきました。しかしこの悔しさ、もとい怒りが自分をここまで突き動かしてきたのも事実です。
これ、言い方を変えると「自分をバカにしたあいつを見返してやりたい欲」なんですよね。
その欲を満たしたいから頑張る為のモチベーションになる。そして欲を満たした時。例えば目標を達成する瞬間などの味わう喜びは、人生における最高の時間であり喜びです。

しかし欲が無くなると、このような刺激的な時間が無くなってしまいます。ドーパミンがドバドバ出るような刺激的な時間が減り、代わりにセロトニン的な穏やかな時間が増える。
それも悪くないけど、ドーパミン的な喜びもちょっとは欲しい。そう考えるとこれが欲が減る事のデメリットな気がします。

欲望が減る事のメリット

①フラストレーションによるストレスが減る

自分の欲求が叶わない状態。いわゆるフラストレーションな状態って辛いですよね。「早く欲しいのに、このままじゃ全然叶わない」って感じる時の絶望感とストレスは本当に半端ない。
しかし欲が減る事でフラストレーションな状態になる事が減る。そりゃ当たり前ですよね。だって欲がないんだから。
このストレスから解放されるのは、欲が減った事の大きなメリットです。

②健康になれる

欲が多い状態だとフレストレーションによるストレスが溜まる。ではそのストレスをどうやって発散させるのか?
よくあるのがこういうやつです。

・ジャンクフードなどの安くて美味しいモノを大量に食べる
・お酒をたくさん飲む
・タバコをたくさん吸う
・ネットゲームなどにたくさん課金して遊びまくる
・SNSで気に入らない人を誹謗中傷する
・パチンコなどのギャンブルにのめり込む
・風俗、ポルノにハマる。不適切な異性関係(浮気、不倫など)にはしろうとする

まあいずれも体や心の健康に良くないですよね。これらはストレス解消になるどころか、下手をすればよりストレスが溜まるものばかりです。
ではなぜそのような不適切な行為で僕達はストレスを解消しようとするのか?これらに共通しているのは「簡単に強い刺激が手に入る」事です。

簡単に脳から大量のドーパミンを出す事ができる。ドーパミンが出ている間はストレスが消えるのではなく、強い刺激でそれを感じる事ができないだけ。まさに臭い物には蓋理論です。

だからこういったものでストレスを感じない時間はほんの一瞬。すぐにより強いストレスが襲ってくる。それを解消しようとさらに不適切な行為でストレスを解消、以下無限ループ。

ただ欲が減るとこのような不適切な事をほぼやらなくなりました。なぜならフラストレーションによるストレスを感じないのだから、変な事してストレスを解消する必要ないですからね。
欲が減ると健康になれる。これは間違いないですね。

③お金が貯まる

欲が減ると当たり前ですが、あまりモノを買わなくなります。また上記に書いたギャンブルなどの不適切な行為やサービスにお金を使う必要が無くなります。
その結果、当然ですが以前よりもお金が貯まります。これはかなり大きなメリットですね。

やっぱり貯金があまりない状態ってかなりストレスじゃないですか?脳科学の研究によると、僕達の脳は食料が無い事とお金が無い事を区別できないそうです。
つまりお金が無い状態と言うのは「明日食べる食べ物が無い!ヤバすぎる」と同じストレスを与えてしまうのです。

そしてお金が貯まると意外なのですが、さらにムダ遣いが減ってお金が貯まるという流れが加速します。

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こんな感じで今までは「貯金なんて無理。そんなガマンして人生何になるの?」と貯金を苦行のように考えていたのに、貯金残高を増やしていくことが楽しくなってくる。何なら趣味のカテゴリーに「貯金」が追加される感じです。

まとめ

欲望が減る事のデメリット
モチベーションや人生の楽しみや喜びを感じる機会が失われる

欲望が減る事のメリット
①フラストレーションによるストレスが減る
②健康になれる
③お金が貯まる

欲望を減らす事はメリットの方が圧倒的に大きいですね。しかし多少のデメリットもあるように完全にゼロは良くない。
大事なのは欲を無くす事ではなく、コントロールする事かなって思います。

それと、欲が減ってきたのは自分自身の利益の為の欲がある程度満たされたからだと思います。じゃあこれからはどうするのか?そこで考えたのが

「他者に喜んでもらうことを自分の人生の喜びにする」

なんか偽善者っぽいですので言い方を変えます。それは

「人を喜ばすのって最高に幸せを感じる→だから自分が幸せになりたいから他人を喜ばせる」

って感じです。
あくまで基本は自分の利益の為にやる。その自分の利益をより大きくしたいのなら、一生懸命頑張って本気で相手を喜ばせる必要があるのです。だから他人から見ると「あの人メッチャ良い人」に見えるかも。
「情けは人の為にあらず」って言葉あるでしょ?あれ、日本では「憐みは他人の成長を妨げるから良くない」みたいに理解されているけど違う。
正しくは「情けを人の為にかければ、回り回って自分の利益が何倍にもなるんやで。だから積極的に他人に情けをかけなはれ」という意味です。

つまり一見他人にメチャクチャ親切な人というのは、この理論を知っているのです。自分の利益を最大化する為に、まずは他人にギブする。

そして数々の研究で人の幸福度をもっとも上げる事は、他人を喜ばせる事のようです。
そうであるなら。もう自分の単純な欲を満たしたアラフォーはこれから他人様を喜ばせます。それは自分が幸せになるために


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