シャニアニ第1章ネタバレ感想

 ~まずはじめに~


 遂に劇場先行上映が始まったアイドルマスターシャイニーカラーズ。同じアイマスシリーズであるミリオンライブとほぼ間隔を開けずに上映開始して「2023年、アイマスはアニメに本気!」を有言実行してくる怒涛のアニメ供給に嬉しい悲鳴が上がります。アニメ展開は準備がたくさん必要なのもそうですが、特にアイマスはアイドル一人ひとりに担当しているプロデューサー(アイマスを遊んでいるユーザーの族称)がいるため、アイドルの扱いは特に厳しい目が光ってるというのもあって下手打とうものなら担当している方からのバッシングは免れません。 
 特にアイドルマスターシリーズはどの作品でも10名以上のプレイアブルキャラが存在し、少なくて13人(765AS)、多くて190人(シンデレラガールズ)という途方もないアイドルが存在します。シャイニーカラーズも最初は16人という人数でスタートしましたが5年経った今ではあれから12人ものアイドル達が追加され、現在では28人にもなりました。今回のアニメではスタート時に登場した16人のアイドルに焦点を当てた物語となっているようです。

 ~第1章全体の個人的な感想~

 実際に映画館に足を運んで見た率直な感想としては「おもしろかった」が真っ先に出ます。結構画面に齧り付きながら前のめりで見ました。各々の感想もあると思いますが、それについては後ほど触れさせていただきます。ここからは率直に良かった点を綴っていきたいと思います。

・オムニバス形式でのユニットに焦点を当てた物語

第1話は今回登場する16名のアイドルが一度に登場しますが、ほとんどのアイドルは登場以上の話はありません。第1話のメインは櫻木真乃に焦点を当てており、プロデューサーと出会った彼女がアイドルとして踏み出す過程、そして彼女が属するユニット[イルミネーションスターズ]のメンバーである風野灯織八宮めぐるとのファーストコンタクトを描写していました。
2話ではアンティーカ、3話ではアルストロメリア、4話では放課後クライマックスガールズをメインに絞って描かれるため、「この子達が同じユニットを組んで活動している」ということを強く印象付けさせていました。個人的に好きなのは4話です。

・大迫力のライブシーン

 これはミリアニ(TVアニメ アイドルマスターミリオンライブ!)の先行上映でも思いましたが、映画館の大画面音響で観るライブシーンは圧巻そのもの。これから世に出るアイドルアニメは一度映画館で上映すべきと法を定めたいレベルです。
特にシャニアニのライブシーンは音響に徹底的なこだわりがあるのか、まるで実際にライブ会場の音響設備から曲が流れているかと錯覚するレベルでこだわりが凄かったです。

 ~様々な感想に触れてみて~

 普通に画面に齧り付いて見ていたため、率直に面白かったと言いました。ならそれでいいのでは?とお思いでしょうが、様々な感想に触れていくうちに「確かにそういう感想も出るな」というものもあったので、そういった部分にも触れていこうかと思います。

・新規向けではない?

 既にX(旧Twitter)などでは色々な方が先行上映を見た感想をあげられています。その中でもかなり多いと思ったのは「新規向けではない」という部分です。たしかに1話から4話を通してもアイドルのパーソナルな部分には殆ど触れられていないため、初見では表面以上の印象は見えてこないと思いました。無論それは回を重なることで見えるところが増えていくでしょうし、各ユニット1話で物語をこなしている辺り第2章から本格的な動きがあるとも思えます。ですがいざ放送が開始してそこまで着いてくる新規がどれだけいるか…と言われてしまうと確かに新規は第1章のどこかしらでリタイアする可能性は高いです。

・説明不足?

 全体を通してキャラクターの心情が説明不足という声もかなり多く見かけました。
特に語られていたのは
○第1話でなぜ真乃は一度断ったアイドルのスカウトを受けたのか
○第3話で喧嘩していた姉弟の弟が急に機嫌がよくなった
のふたつが特に多かったです。

確かにこの2点については(結構スッと終わらせたな…)という印象はありました。特に3話では甘奈達が「姉弟ケンカかな…」と心配していたため、見ている自分も姉弟ケンカしているという前提で見ていました。でも実際は甘奈の接触で機嫌がすぐに良くなった弟くんを見て(あれ?姉弟ケンカではない?)と一瞬頭がこんがらがりました。ケンカというよりは単純にお姉ちゃんの付き添いが嫌だった弟くんが駄々を捏ねていたと言った方がすんなり飲み込めたのかもしれません。あれぐらいの年頃の子供なら確かにあまり興味ないイベントに不本意で参加したのならああいった感じになるのも頷けます。
結果として「なぜこの姉弟はケンカ(?)をしていたのか」の答え合わせは無かったのもあって「いつの間にか問題が解決してた」という印象を持たれてしまったのだと思います。第1話の真乃も考え直すきっかけなどは特に語られてませんし、少々説明を省き過ぎたなという印象は様々な感想に触れていくうちに「確かに」と思いました。

 ~最後に~

 とりあえず何を言いたいかといえば

     「映画館で見てくれ」

この一言に尽きます。

色々な感想があるからこそ、まずは自分の感想を待ってほしいと願います。これはネタバレ感想なのでまだ見てない方がこの記事を開くことは無いと思いますが、逆に見た上でこの記事を見た方は是非映画館で見てくれと声をあげてほしいです。シャニマス知らない知人を連れていくのも全然ありだと思いますよ。

それではまた第2章の感想記事で

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