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おりたらあかん
2022年6月13日 00:42
アドルノの「退行聴取」論にあるように、現代人はコンテンツ産業が恣意的にジャンル分けした音楽を聞かされ、それが音楽だと思い込んでいる。ノイズは音楽でないのか?そういった音楽の在り方を哲学的に解析しているのが本著の一つの特徴だ。ここではドゥルーズの「脱領域化」、ガタリの「再領域化」をきっかけに考えている。この二つの領域に出現したり、失われたりする時空間を「テリトリー」とすると、歌は声を脱領域化し