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笑いと歓喜の12日


1.経緯


11月12日(日)0時00分、
筆者はバスタ新宿で深夜バスに乗車した。
そう、今月も難波へ向かうために。

もはや恒例となりつつある月1難波遠征。8月から数えて4ヶ月連続で行っている。そして今月よしもと漫才劇場(以下:マンゲキ)に行く日を12日にした経緯は先月に遡る。
23日の翔ライブにて、はるかぜに告ぐと写真を撮るという願いを叶えた筆者。そして劇場スケジュールを見ながら、来月行く日を何時にするか考えた。そんな中ふと気がついたことがあった。

そういえば天才ピアニストのスーパーライブ(確定)で本人達チケットの手売りに出てたな』

9月のスーパーライブに行った際、天才ピアニスト本人達から手売りでチケットを受け取れることに当日気がついた。その時は予めチケット購入していたため、直接受け取ることはできなかった。このチャンスを逃した筆者は『次は手売りで貰いたい』と考えていた。そして劇場スケジュールを見ると11月12日に行われることが決まっており、この日に向けてスケジュール調整を行ってきた。また、後日判明したのが、11月12日はNHK新人お笑い大賞の決勝が行われる日であり、天才ピアニストもファイナリストの1組であった。『もしかしたら大賞を受賞した状態で2人に会えるかもしれない』と思ったと同時に『万が一それ関連で手売り出れないってなった時どうしよう』と思った。そこで考えたのが、直前に行われる『超よしもと 漫才/お笑い ライブ』も観に行こうと考えた。その他の理由として、スーパーライブは毎回21時にスタートするので、深夜バスで向かう場合は早朝到着になるからかなりの時間を要してしまう。その間を埋めるためにもと思い、今回はこちらも観に行こうと考えた。超よしもと漫才ライブは10:00と12:40スタート、超よしもとお笑いライブは15:20と18:00スタートであり、筆者は15:20の部を観に行こうと決めた。何故この部にしようとしたのか。15:20の部の香盤表を見てほしい。

画像引用元:https://twitter.com/manzaigekijyo/status/1723491043113361768?t=OlMdWFfIkx-F-Rh8la9_AA&s=19

賞レース王者やファイナリストなどの超豪華メンバーの中にハイツ友の会が入っていたのだ。ハイツ友の会を推してる筆者としては4部あるうちのこの部を観に行く1択であった。こうして筆者は、超よしもとお笑いライブ(15:20の部)と天才ピアニストのスーパーライブ(確定)を観に行くこと決めた。

2.出発前のピンチ

11月12日に向けて準備をしていた中で、いきなりピンチが訪れた。超よしもとお笑いライブのチケットを購入しようとFANYのアプリを開いたのだが、そこで筆者は衝撃の光景を目にした。
以下のスクショ画像を見て欲しい。

この4枚のスクショ画像は、出発2日前の購入画面である。
もうお分かりいただけたと思う。4部あるうち、15:20~のみ前売り券が全て完売していたのだった。これを見たとき、流石に焦りと困惑の感情が出てきた。何故この部だけ完売なのかを考えてみた時、筆者はこの完売には理由があると考察する。それは、

ハイツ友の会が15:20~にのみ出演するから

だと考える。

この日の超よしもと 漫才/お笑い ライブの全出演者の登壇ステージ数をまとめてみると以下のようになる。

4ステ(全部出演)
アキナ、ライス、トレンディエンジェル、吉田たち、さや香、カベポスター、ダブルヒガシ、濱田祐太郎、モノマネ芸人(スペシャルアクト)
3ステ
プラス・マイナス、からし蓮根、出目金
2ステ
前半2ステ:黒帯、吉本新喜劇
後半2ステ:ミルクボーイ、鬼としみちゃむ、ニッポンの社長、豪快キャプテン
1ステのみ
デルマパンゲ(10:00)、
ファンファーレと熱狂、スーパーマラドーナ(12:40)
ハイツ友の会(15:20)
祇園、セルライトスパ(大須賀はモノマネ芸人として4ステ出演)、
マーメイド(18:00)

そして追加出演者として発表されたのは以下の通りである。
ミルクボーイ(10月25日発表)
出目金(10月28日発表)
ニッポンの社長(11月10日発表)
デルマパンゲ、豪快キャプテン、祇園、セルライトスパ(11月11日発表)

追加出演者を観にいきたいという目的があれば、その出演者が出ている部はおそらく完売になるはずである。また、マンゲキの第一線で活躍する吉田たち、さや香、カベポスター、ダブルヒガシなどを観に行きたいという目的があれば全ての部の座席が完売するはずである。なのに前売り券は15:20~のみ完売していた。
上記のまとめをもう一度見てほしい。
今回の全出演者の中で15:20~にしか出ないのは誰か。。。

これはあくまでも推測であるが、前売り券全席完売したのはシンプルに超よしもとお笑いライブを楽しみたいというファンやファミリー層達と、唯一この部にのみ出演するハイツ友の会を一目観たいファン達が合わさったことにより、前売り券は全て完売したのではないかと考える。

当日券も出るかわからないから観に行くことは不可能なのかと落胆していると、マンゲキ公式Xからの情報により、なんと立ち見の前売り券を再び購入することができると知った。筆者は急いで購入を進め、なんとか観に行けるようになった。
一時はどうなるかと思ったが、こうして筆者は超よしもとお笑いライブ(15:20~)と天才ピアニストのスーパーライブ(確定)の2本を観に行くことが改めて決定した。

3.マンゲキに行く前に

2本のライブを観に行くことが決まったが、それまでの時間をどうするかを考えた。筆者は毎回深夜バスを利用して難波へ向かうのだが、早朝到着だと公演開始時間までかなりの空き時間が生まれてしまう。そこで考えたのは、京都・大阪方面行きではなく、あえて三重方面行きのバスに乗り、そこから伊勢神宮か奈良のどちらかに立ち寄ることに決めた。そして熟考のうえ、
・交通費があまりかからない
・天才ピアニストますみの地元
・YouTubeで観た奈良公園の鹿の動画が可愛すぎた
という理由から奈良へ向かうことにした。

まず、深夜0時発の深夜バスで7時間半かけて三重県津市へと向かった。
ほぼ定刻通り津駅に到着し、まず最初にミスタードーナツで朝食を済ませる。朝食を澄ました後、JR線を乗り継いで奈良へと向かった。乗車したのは、紀勢本線、関西本線、大和路快速の3線。特に紀勢本線と関西本線は単線かつディーゼル車というのもあり、とてもローカル路線を感じ取れた。また、関西本線の伊賀上野駅から先はかなり山奥を走るため、スマホの電波が繋がりにくくなるという事態になった。
そんなこともありながら、奈良駅に到着。そこから徒歩で奈良公園へと立ち寄った。

奈良公園は曇り空からの小雨という天候であったが、日曜日というのもあって多くの観光客がおり、そして沢山の鹿たちが公園内にいた。


改修工事中の五重塔


鹿


鹿せんべいを食べる鹿


こうして鹿と戯れた後、筆者は難波へと足を運んだ。

4.超よしもとお笑いライブ(15:20~)

15時頃に難波に到着し、まずなんばグランド花月の1階窓口にある発券機でチケットを発券し、そしてお隣のマンゲキに移動したのだが、エレベーター前が大渋滞していた。なので空いている階段を5階まで上がり切り、なんとかロビーに到着。既に開場はしているが立ち見は整理番号順に呼ばれるため、呼ばれるまでしばらく待っていた。
そして番号が呼ばれ、場内に入ると、客席にはかなりの人数が座っていた。そして立ち見ゾーンにも自分以外にも多くの人で賑わいを見せていた。

そしてついにライブがスタート。
上述に記したように今日の出演者は超豪華な面々。
ファミリー層や初めてライブに来た人達も居て劇場内は大爆笑満載だった。
トップバッターのからし蓮根から会場は爆笑に包まれていき、そこから様々な芸人がネタを披露。筆者はその中でも後半の吉田たちとカベポスターのネタで大爆笑した。

中盤に行われたゲームコーナーでは、さや香、豪快キャプテン、ダブルヒガシ、ハイツ友の会の4組が登場し、2つのゲーム企画に挑むというものであった。
まず最初は、ランダムで出たお題の答えを3人以上で合わせるゲーム。ここでは各々正解に近いものであったり、独特な回答であったりが出てきた。そのため、答えによっては笑いと共感が生み出されるものもあった。
そしてもう1つは指の動きのみで行うジェスチャーゲーム。身体全体ではなく指のみという限定されたジェスチャーゲームであったが、なんと正解が連発。中には難しそうな答えもあったが、それもしっかりと正解が出て、会場内は大いに盛り上がった。この難しい答えを指で表現する場面が笑いのポイントでもあった。

こうして1時間50分のライブが終了。立ち見という形ではあったが大いに楽しむことができた。

5.歓喜のスーパーライブ

超よしもとお笑いライブが終わり、筆者は急いでスマホからXを開いた。
NHK新人お笑い大賞を優勝したのはどの組か知るためである。

その結果は、、、

天才ピアニスト 令和5年度 NHK新人お笑い大賞 受賞!!!!!!‼

引用元:https://twitter.com/nhk_osaka_JOBK/status/1723600597218136336?t=RTeKdvvMCohv-PmRsBKmig&s=19

天才ピアニストが見事大賞を受賞。NHK上方漫才コンテストとの2冠達成を果たした。

筆者は難波へ向かう道中でも『天才ピアニストが大賞受賞する』『受賞してマンゲキに戻ってくる』と信じてこの予想を立てた。そしてそれが見事的中したのだ。

そして改めてXを確認すると、20:30頃にチケットの手売りに来ると本人たちが投稿していた。
つまり受賞ホヤホヤの状態で手売りブースにやって来るということが確定したのだ。

筆者は2人が来るまでの間、休憩も兼ねてROUND1にあるカラオケで待機した。その待機中にYouTubeを開くとM-1グランプリ東京3回戦ネタの動画が上がっており、真空ジェシカのネタでめちゃくちゃ笑った。

そんなこんなで約2時間ほど休息を済ませ、再びマンゲキへと向かう。エレベーターに乗って5階へ着くと、ロビーには手売りブースが作られており、既に列が出来上がっていた。やはり皆も筆者と同じことを思っているに違いない。そして筆者は、今回のスーパーライブのフライヤーを1枚取り、その列へと続いて並んだ。

しばらくすると、
出入口から天才ピアニストの2人が登場。2人が出てきた瞬間、
5階ロビー内は温かい拍手に包まれた。
そしてチケットの手売りがスタート。2人はこの瞬間を待ちわびていたファン1人1人へ丁寧に対応していた。
そしていよいよ自分の番になり、開口一番「おめでとうございます!」と声を掛けると、2人揃って「ありがとうございます!」と丁寧に明るく返してくれた。そして今回はチケットではなく、先ほど手に取ったフライヤーにサインを書いてもらった。そのフライヤーこそ、記事上部にある写真がまさにそれである。そして2人と一緒に写真も撮ってもらった。これに関しては自分から「写真良いですか?」などと言う前に知咲さんから「よし写真撮ろう!」とリードしてくれた。こうして写真を撮影し、最後に筆者は2人にこの言葉を贈った。
「今日優勝してここに戻ってくると信じてました」
この言葉に2人は改めて「ありがとう」と丁寧に返事をしてくれた。

チケットもサインもゲットし、ついに出入口が開場、筆者は劇場内へと入り、席に座った。
そして21時になり、天才ピアニストのスーパーライブ(確定)がスタート。
オープニングの挨拶で改めて2人からNHK新人お笑い大賞受賞の報告がなされ、その瞬間劇場内はとてつもない大きな歓喜と拍手に包まれた。
そしてニッポンの社長とファンファーレと熱狂を加えたスーパーライブがスタート。1時間ノンストップで様々なネタを観ることができ、最初から最後まで爆笑の連続だった。

あっという間に1時間が経過し、天才ピアニストのスーパーライブ(確定)は無事終了。筆者は夜の難波から深夜バスに乗車し、東京へと帰った。

6.おわりに

今回の難波への遠征は1日を通して楽しかったと言える日であった。そして天才ピアニストからサインを貰い、一緒に写真を撮って貰ったことはとても光栄に感じた。何故なら、昨年NHK上方漫才コンテスト優勝の勢いでTHE Wも優勝、そして今年に入ってからも様々な賞レースで結果を残し、優勝・受賞をしている。そんな2人とふれ合えたのだから。これを機に今後もスケジュールが合えば、天才ピアニストのスーパーライブ(確定)に足を運んでいきたいと思う。

改めてありがとう。
そして本当におめでとう。

ちなみに、この日もう一つ嬉しいことが起きた。



それは











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