我が家の中学受験のすべて4
~開成入試本番当日~
2月1日、一睡もできなかった私だったが朝からすでに目頭が熱くなっていた。田舎育ちの中学受験もわからなかった私が、こうしてこんな気持ちで2月1日を迎えるとは。能天気キャラの私が緊張して寝れなかっただなんて思ってもみなかった。
前日に息子が遅く寝てしまったので、ギリギリまで寝かせてあげようと思い、その隙にお弁当を作っていた。野菜たっぷりの肉団子スープをスープジャーに入れ、ミニおにぎりを3つ用意した。
起きてきた息子の顔を見てもまったく読めなかった。緊張しているのか、冷静なのか。
淡々と朝食を食べ、まったく見直しする事もなく無表情に見えた。息子に笑ってほしくて、私が「まったく寝れなかったから完徹だよー!」とか言ってたら、「今日はホテルで待ってるんでしょ?ビールでも飲んでゆっくり寝なよ」って言われた。え?(笑)
私が昼間のデイユースの予約をとっていた事を知っていた息子の大人な発言だった。
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