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神秘の障壁

F. クープランの「神秘の障壁」。
嬉しいことに『クラヴィス』に入っていました。

ずっと気になっていた曲で、いつか弾けたらいいなと思っていたのでしたが、楽譜を買うとなると全音から出ている『クラブサン曲集』になるのかな、とグズグズしていたら、なんとチェンバロの教本に入っていた💕

この曲を最初に聴いたのは、あの3年前の体験講座での先生のミニ・コンサートで、でした。
あの時の曲名は「神秘的なバリケード」となっていて、”バリケードとは何か?”という解説つきの演奏でした。
「神秘の障壁」あるいは「神秘的なバリケード」というタイトルをめぐっては、その意味するところが何であるかは諸説あり、定まってはいないようです。講座の時の先生の説明は、たぶん一般的な意味とは違う解釈でした。そんなことからも「面白い!」と思ったのでした。

さて。この曲。弾いてみるのはかなり難しいです。
4声体です。声部によりどこからどこまで音を伸ばすかが異なっており、4つの声部を合わせて弾くのは容易なことではありません。これはまず、各声部に分解して練習しないといけませんね。

更に、初めて目にする標記として「Rondeau」と「Couplet」というものがあります。そして5番かっこまであるという・・・ピアノで5番かっこのある曲なんて見たことがない。
それぞれのRondeauとCoupletが繰り返しとなります。この繰り返しの仕方を文字で説明しようとして書きかけましたが、複雑でかえってよくわからなくなりそうだったのでやめておきます。
RondeauとCoupletの説明もなかなかに難しいのでここには書きません、というか、大体私自身がまだよくわかっていません。これからちゃんと勉強します。

とにもかくにも、これまでピアノを習ってきた中では目にしたことがないタイプの曲。

『クラヴィス』教本も始めたばかりですから、「神秘の障壁」まではまだまだあります。
第1Rondeauの部分だけは音が取れましたが、きちんと弾くにはきちんとチェンバロの弾き方を教わってからにしようと思っています。
教えてくださるのは、私が初めてこの曲と出会うきっかけを作ってくださった、あの時の先生。「神秘の障壁」が弾けるようになるのが一体どのくらい先のことになるのかはわかりませんが、大好きなこの曲をいつかチェンバロで弾ける日を夢見て、頑張りたいと思います。


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